飲み放題5000円が962万円に レイリー名乗る集団のぼったくりバー
飲み放題5000円が962万円 レイリー集団のぼったくりバー

マッチングアプリで知り合った女に連れて行かれた大阪・ミナミのバー。そこは正規の飲食店ではなく、犯罪グループがレンタルスペースを悪用した即席の「ぼったくりバー」だった。被害男性は法外な飲食代金の請求を発端に、最終的に962万円もの大金を支払うことに。人気漫画の登場人物に由来するとみられる「レイリーシルバーズ」をかたる人物が中心となった集団は、男性の自宅まで付きまとい、執拗に追い詰めた。

魔のトランプゲーム

昨年11月10日午後8時半ごろ、20代男性がアプリを通じて待ち合わせをした女(24)に誘引されたのは、カウンターとボックス席が設けられた、一見すると何の変哲もないバーだった。料金は飲み放題5000円。女はトランプで負けたほうが酒を飲むゲームを提案し、次々とグラスを空けていった。

だが、飲み放題のはずなのに、請求された料金は約25万円。女が注文した酒は飲み放題の対象外のため、追加料金がかかると後付けで説明された。店員役は「無銭飲食になる。弁護士を立てる」とたたみかける。男性を近くのATMまで連れて行き、14万円を引き出させたが、これで終わりではなかった。

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予約キャンセルの嘘で追加請求

予約客などいないにもかかわらず、「あなたの対応に人がとられて予約がキャンセルとなった。損害を補塡してもらわないといけない」と噓を重ねる。男性の自宅まで付け回し、追加でATMから現金をおろさせたり、口座に振り込ませたりして計962万円を支払わせた。女も店員も詐欺グループメンバーだった。

大阪府警捜査4課は7月までに詐欺容疑などで男女10人を逮捕。10代の1人を除く9人がすでに同罪で起訴された。同課によると、うち1人の森田尚希被告(31)が秘匿性の高いメッセージアプリで「レイリーシルバーズ」を名乗り、店員役や見張り役などを指定して現場に配置していたという。

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