管理不全の別荘地、外国人の犯罪拠点に 無免許転売容疑の男を逮捕
管理不全の別荘地、外国人の犯罪拠点に 無免許転売容疑

茨城県鉾田市や鹿嶋市に点在する中古別荘が、犯罪を重ねた外国人たちの生活拠点に悪用されていた事件で、無免許で土地や建物を売買したとして、茨城県警に宅地建物取引業法違反(無免許事業の禁止)の疑いで7月に逮捕された男(43)=罰金刑が確定=が、朝日新聞の取材に実態を語った。

「売りたい人は多いのに、買い手がつかずに売れない」

男は「売りたい人は多いのに、買い手がつかずに売れない。そんな相談を受けて買い取った別荘を、違法だと思わずに転売してしまった」と話した。

男はもともと不動産の管理を専業としており、顧客は約300人、管理物件は600戸に及んでいた。地元では「困りごとを頼むとすぐ対応してくれた」と評判は良かったという。

高齢化で空き家が増加、売却先を失う

しかし、所有者の高齢化が進み、空き家状態となった建物が増加。管理する別荘の多くは行き場を失っていた。「タダでもいいから引き取ってくれという話もあった」という。

起訴状によると、男は2024~25年に2人から土地・建物を計約950万円で買い取り、改装後に投資目的の人物などに計約550万円で転売したとされる。

男は売り払った所有者から別荘を買い取った経緯についても語っており、管理不全となった別荘地が犯罪の温床となった実態が浮き彫りになった。