鳥取県大山町の大山隠岐国立公園内の県道に、大量の食パンが点々と捨てられていたことが分かった。自然公園財団鳥取支部が8月14日に発見し、20日までに計38.5キロを回収した。石原宏高環境相は25日の閣議後記者会見で「クマを誘引する危険な行為」と非難した。
約150メートルにわたり食パンが点在
食パンが捨てられていたのは、大山町と伯耆町の町境付近の県道のガードレール沿い。自然公園財団鳥取支部によると、14日に職員が食パンを発見し、パトロールしたところ、約150メートルにわたり間隔をあけて点々と置かれていた。この日は16.7キロを回収した。
翌日も同じ場所で食パンが見つかり、県警黒坂署に届け出た。20日にかけて計38.5キロを回収し、鳥の内臓のようなものも1.3キロ見つかった。同署は廃棄物処理法違反の疑いもあるとみて捜査している。
環境相「極めて危険な行為」と非難
石原氏は会見で「野生動物の生態に影響を及ぼし、さらにはクマなどの野生動物が餌に誘引されれば公園利用者の安全にも影響する極めて危険な行為」と述べ、県や県警と連携して対応する方針を示した。
このほか、約50キロ離れた白兎海岸(鳥取市)でも、同じ時期に食パンが捨てられているのが目撃されている。



