大阪公立大は、認知症の病院と研究所、介護施設を1か所に集めた拠点センターを来年5月、大阪市住之江区に開設すると発表した。治療、研究、介護の三位一体で患者をサポートする施設は全国的にも珍しいという。
「大阪健康長寿医科学センター」の概要
名称は「大阪健康長寿医科学センター」。老朽化で閉院した市立住吉市民病院の跡地で建設が進められている。
病院(120床)には、認知症を早期発見して治療する外来を設置する。血液検査で認知症のリスクを調べ、磁気共鳴画像(MRI)検査などで脳の状態を確かめる。拡張現実(AR)を体験できる最新機器を活用したリハビリテーションも行い、認知症の進行を遅らせる。
研究所と介護施設の連携
研究所では、早期診断につながる簡便な血液検査の開発を目指す。患者約1000人を対象とした臨床研究を実施する予定。大阪市立の介護老人保健施設も同じ敷地に設け、連携を図る。
研究所長に就任する樋口真人・大阪公立大教授は「認知症を食い止めるには早期の介入が重要。血液検査でリスクをいち早く見つけ、より良い治療に結びつけたい」と話している。



