askenは7月30日、働く人の「隠れ栄養不足」実態調査の結果を発表した。調査は2026年7月17日~7月21日、就労中の「あすけん」ユーザー4,492名を対象にインターネットで行われた。
食事記録前は約半数が自身の栄養は「足りている」と認識
食事記録を始める前、自身の栄養について「十分足りていると思っていた」(13.2%)、「だいたい足りていると思っていた」(35.0%)と、約半数が「足りている」と思っていたと回答した。
実際に食事記録をした際の栄養バランスについて、「カロリーは足りていた(摂りすぎていた)が、たんぱく質・ビタミン・ミネラル等の栄養素は不足気味だった」という、いわゆる「隠れ栄養不足」であったと気づいた人が74.1%にのぼり、「全体的にバランスよく栄養がとれていた」という人は9.2%にとどまった。
さらに食事記録前の自己認識とかけ合わせると、「十分足りている」「だいたい足りている」と思っていた人のうち74.2%が同じく「隠れ栄養不足」に気づいたと回答した。「カロリーも栄養素も、全体的に足りていなかった」(11.1%)まで含めると85.3%が何らかの不足状態にあり、「全体的にバランスよく栄養がとれていた」という回答は13.3%にとどまりった。「足りているつもり」という自己認識と実態のギャップが鮮明になった。
食事記録をして初めて気づいた不足栄養素
食事記録をして初めて「不足していた」と気づいた栄養素を聞くと、全体では「たんぱく質」(42.0%)、「カルシウム」(41.6%)、「鉄」(40.7%)がほぼ横並びでトップとなり、「食物繊維」(36.9%)、「ビタミンA」(35.5%)が続いた。
男女別に見ると、男性は「たんぱく質」(46.0%)が最多で、「食物繊維」(40.3%)、「ビタミンA」(37.6%)が続く一方、女性は「鉄」(50.4%)が最多で半数を超え、「カルシウム」(43.7%)、「たんぱく質」(40.6%)と続いた。食事記録によって表面化する不足栄養素には男女差があることがうかがえる。
「摂りすぎ」に気づいたのは脂質が75.2%で突出
食事記録をして初めて「摂りすぎていた」と気づいたものでは、「脂質」が75.2%と突出し、「飽和脂肪酸」(52.6%)、「塩分」(46.8%)、「エネルギー(カロリー)」(32.2%)、「炭水化物(糖質)」(26.4%)が続いた。食事記録による「栄養の気づき」は不足する面だけではなく、摂りすぎの面にも及んでいることを示す結果となった。
意識しても「不足を補うのが難しい」栄養素
意識して取り組んでいても「不足を補うのが難しい」と感じる栄養素は、「鉄」(41.7%)、「カルシウム」(36.3%)、「ビタミンA」(36.1%)が上位となった。
「食事記録をして初めて気づいた不足栄養素」と比較すると、「不足に気づいた栄養素」1位だった「たんぱく質」は、ここでは23.7%と5位に下がっており、気づきさえすれば比較的補いやすい栄養素であることがうかがえる。一方、「鉄」「カルシウム」「ビタミンA」は順位・割合ともに高いままで、気づいたあとも日々の食事で補い続けることが難しい栄養素であるようだ。
男女別では、女性は「鉄」が50.9%と半数を超え、「気づいた不足栄養素」1位(50.4%)かつ「補うのが難しい栄養素」1位という結果になった。働く女性にとって鉄は、不足に気づいても補いきれない栄養素であることが鮮明になった。一方、男性は「ビタミンA」(36.5%)が最多で、「食物繊維」(32.7%)、「カルシウム」(29.2%)、「たんぱく質」(28.0%)が続き、男女で「難しさ」を感じるポイントが異なることがわかる。
不足栄養素を補いやすい「おすすめ食材」TOP10
不足栄養素を補いやすい「おすすめ食材」を自由回答で聞くと、1位は「納豆」という結果になった。たんぱく質や鉄、食物繊維などが同時にとれることに加え、「手軽」「安価」といった、忙しい働く人でも続けやすい理由が多く挙げられた。2位「プロテイン」、3位「鶏むね肉・ささみ・サラダチキン」と、たんぱく質を効率よく補える食材が上位を占めた。「不足に気づいた栄養素」として挙がった鉄・カルシウム・ビタミンAを補える「ヨーグルト・乳酸菌飲料」「にんじん」「レバー」等もランクインした。



