ムーンムーンは2026年8月13日、災害時の睡眠に関する備えや避難生活での不安を調査した結果を発表した。調査は2026年8月10日〜8月11日、全国の20〜60代男女200名を対象にインターネットで実施された。
災害への備えは「飲料水・非常食」が最多、寝具は4.5%
家庭で用意している災害への備えについて聞いたところ、「飲料水・非常食」(21.7%)が最多となった。次いで「懐中電灯・ランタン」(19.5%)、「モバイルバッテリー・充電器」(13.8%)、「救急セット・常備薬」(10.8%)、「簡易トイレ」(8.2%)と続いた。
一方、「その他」(26.0%)の内訳を見ると、「毛布・寝袋などの寝具」(4.5%)、「エアマット」(2.1%)など、睡眠に関する備えは少なかった。
避難生活の不安は「トイレ」「プライバシー」「暑さ・寒さ」が上位
避難生活を送る場合に不安に感じることでは、「トイレの環境」(16.3%)が最多となった。続いて「プライバシーが確保できないこと」(15.8%)、「暑さ・寒さ」(15.0%)、「入浴・衛生」(13.6%)、「周囲の音や人間関係」(11.6%)となった。また、「その他」(27.7%)の中には「夜眠れないこと」(8.6%)も含まれている。
避難生活では、プライバシーや気温、周囲の音など、睡眠環境にも関わることが不安要因となっていることが分かる。
約9割が睡眠不足による健康リスクを認識
避難生活で十分に眠れない状態が続くと健康リスクが高まることを知っているか聞いたところ、「なんとなく聞いたことがある」(64.5%)が最多となった。「言われてみればそうかもしれない」(25.5%)、「具体的なリスクまで知っている」(8.0%)、「今回はじめて知った」(2.0%)と続いた。
「なんとなく聞いたことがある」と「言われてみればそうかもしれない」を合わせると9割となり、睡眠不足と健康リスクの関係を認識している人が多いことがうかがえる。
夏の避難生活は「うちわ・扇子」などアナログな暑さ対策が中心
避難生活で冷房が使えない夏の夜をどのように乗り切ると思うか聞いたところ、「うちわ・扇子であおぐ」(19.8%)が最多となった。次いで「水分をこまめに取る」(18.9%)、「涼しい場所に移動する」(16.4%)、「濡れタオルを体にあてる」(13.0%)、「保冷剤・氷で体を冷やす」(11.5%)となった。
「その他」(20.4%)では、「電池式・充電式の扇風機を使う」(9.3%)、「車の中で過ごす」(6.1%)、「ポータブル電源を使う」(3.4%)などが挙がった。
今後備えたい睡眠グッズは「何を選べばよいかわからない」が最多
今後、備えておきたい睡眠関連の防災グッズについては、「何を選べばよいかわからない」(28.5%)が最多となった。「携帯扇風機・冷却グッズ」(25.0%)、「寝袋・毛布」(13.0%)、「簡易ベッド・エアマット」(10.5%)、「特に予定はない」(10.0%)、「その他」(13.0%)と続いた。
災害時の睡眠対策について、必要性を感じながらも、具体的に何を用意すればよいのか分からない人が多いことがうかがえる。
災害時の睡眠には「アイマスク」「耳栓」も選択肢
快眠ランド運営者の竹田浩一は、災害時の睡眠について、避難所では床の硬さや底冷え、夜通し点灯している照明、周囲の話し声やいびきなど、日常とは異なる睡眠環境を強いられると指摘している。かさばる寝具の備蓄が難しい場合には、コンパクトに収納できる「アイマスク」と「耳栓」を用意することを提案。光や音を遮ることで、避難所でも睡眠環境を整えやすくなるという。
また、床の硬さを和らげる「折りたたみ式のキャンプ用マット」などは、平時にも使えるため備えておきやすいとしている。



