エアコンのタイマー設定が、睡眠の質を大きく損なう可能性があることが、専門家の指摘で明らかになった。睡眠効果が20%も低下するというデータもあり、夏の寝苦しい夜に向けた対策が注目されている。
熱帯夜の睡眠を左右するエアコン設定
現在は7月下旬で、夏本番を迎えている。最低気温が25度以上の熱帯夜が続く中、睡眠の質を保つためにはエアコンの使い方が重要だ。関西大学環境都市工学部の都築和代教授は、多くの睡眠実験を行っており、「室内の温熱環境は、そこで寝る人の睡眠の質を大きく左右します」と指摘する。
都築教授はさらに、「体温調節に有効な環境であれば、良い睡眠が取れて健康的に暮らせますし、勉強や仕事のパフォーマンスも向上するでしょう。快適な環境をつくるためには、室内の温度と湿度を適切にコントロールする必要があります」と話す。
タイマー設定がもたらすリスク
多くの人が就寝後しばらくして切れるようにエアコンをタイマー設定しているが、これが睡眠の質を下げる原因となり得る。明け方には体温が上昇するため、エアコンが切れることで室温が上がり、深い睡眠が妨げられるという。
睡眠効果が20%も低下するというデータもあり、熱帯夜にはエアコンを適切に使用することが重要だ。都築教授の研究は、快適な睡眠環境の整備に役立つと期待されている。



