学校のトイレで女子ばかりが行列に悩む実態について、近年、地方議会で問題提起が相次いでいる。朝日新聞が主要72市区にある公立小中学校の男女別の便器数(計62万4011基)を調べたところ、男子用(小便器を含む)は女子用の1.4倍に上り、男女間の差が浮き彫りになった。対応を求める声の高まりを背景に、見直しの検討を始めた自治体もある。
仙台市議会での質問
仙台市議会では2025年9月、樋口典子議員が教育長に対応を迫った。「女子児童が休み時間をトイレ行列で費やし、遊びや休息ができないという問題も発生している」と述べた。市立小中学校の男子の便器数は女子の1.3倍で、教育長は「適切に整備を進めて参ります」と答弁した。
調査の背景と今後の課題
この問題は、災害時には避難所にもなる学校の設備の在り方にも関わる。記事では、市内の小中学生や保護者、教員の声も紹介している。一部の自治体では「待ち時間の平等」を掲げ、便器数の比率見直しに向けた検討を始めている。



