学校トイレの便器、男子が女子の1.4倍 72市区調査で判明
学校トイレの便器、男子が女子の1.4倍 72市区調査

朝日新聞が主要72市区の公立小中学校の便器計62万4011基を調べたところ、男子用便器数(小便器含む)は女子の1.4倍だったことが分かった。児童生徒からは「女子だけ行列ができる」と声があがり、授業を抜け出してトイレを利用する実態もあった。

「めっちゃむかつく」と女子児童

浜松市の市立小6年の女子児童は、4年生の頃から疑問に思っていた。「なんで女子ばっかり行列ができるのかな」。

2年前の運動会の練習前、男性教員が「練習前にトイレを済ませておけよ」と呼びかけた。しかし女子トイレにはすでに10人ほどが並び、友達と校庭に出た頃には整列が終わっていた。自分の後から走ってくる同級生もいた。「何やってんだ、女子は!」と怒られ、友達とこっそり言い合った。「トイレに行けって言ったくせに」「めっちゃむかつく」。

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後日、クラスの男子児童に男子トイレの中を聞いてみると、女子の便器数は和式1基を含めて6基、男子は小便器が6基、大便器が2基の計8基で、男子の方が多かった。「なーんだって思った。数が少ないなら、女子が悪いわけじゃないじゃん」。

授業中に抜け出す児童も

前橋市の小学4年の女子児童は、授業中に抜け出してトイレに行くことがある。「次の時間が体育の時は、着替えもあって、行列に並んでいたら休み時間がなくなる。授業中なら絶対に並ばない」。

朝日新聞は5~6月、政令指定市、県庁所在地、東京23区の計74市区の教育委員会にアンケートを行い、4月1日時点の学校トイレの男女別便器数を尋ねた。京都市、高知市を除く72市区から回答を得た。

調査の背景と今後の課題

この調査は、女性トイレの行列が社会問題となる中、学校での実態を明らかにしようと実施された。便器数の男女格差が背景にあるとみられる。

記事のポイントとして、「子どもの声は」「全国74市区へ調査すると」「なぜ不平等? 基準に課題」「憲法学者に聞くと」が挙げられ、後半では全国5001校の男女比の分布が示される。

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