「060」携帯番号提供延期、年度内対応完了を要請 林総務相
「060」番号提供延期、年度内完了を要請 林総務相

林総務相は10日の閣議後記者会見で、「060」から始まる新たな携帯電話番号の提供開始に向け、NTTドコモやKDDIなどの携帯大手に対し、2026年度中にシステム改修など必要な対応を完了させるよう要請したことを明らかにした。

提供延期の経緯

携帯大手4社は2026年7月以降に順次提供を予定していたが、システム対応に追加時間が必要として、同月8日に提供開始の延期を発表していた。総務省によると、一部のスマートフォン機種で「060」で始まる番号からの着信時に電話番号が正常に表示されない不具合が確認された。また、119番通報を受け付ける消防側のシステムでも追加対応が必要で、7月中の提供開始が間に合わないと判断された。

総務大臣の見解

林氏は「必要な対応が今年度末までに取られた後、提供が順次開始されるよう促している」と述べ、年度内の完了を強く求めた。総務省は携帯各社と連携し、システム改修の進捗を監視していく方針だ。

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新番号導入の背景

現在、携帯電話番号は「090」「080」「070」で始まる11桁の番号が使用されている。スマートフォンの普及や複数端末の所有増加により番号資源が逼迫しており、2024年に「060」を追加する制度改正が行われた。今回の延期により、番号不足の緩和が遅れる可能性がある。

携帯各社は具体的な提供開始時期を未定としているが、総務省の要請を受け、早期のシステム改修完了を目指すとみられる。

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