日本保守党の百田尚樹代表は「終戦の日」の15日、東京・九段北の靖国神社を参拝し、記者団に「日本のため、たった一つしかない尊い命を捧げられた英霊の皆さまに、感謝の念と悼みの念を捧げた」と述べた。
「戦争を起こさせてはならない」
百田氏は作家として知られ、平成18年発刊のデビュー作「永遠の0」は零戦パイロットの足跡を描いている。百田氏は「私たちは先人たちの不幸の上に、不幸というか、戦った上に生きている。そのことを改めて噛みしめた」と述べ、戦地から帰還できなかった人々や空襲などで亡くなった人々に思いを寄せた。
記者団から「戦争を二度と起こさないためにどう取り組むか」と問われると、百田氏は「他国が仮に日本を侵略したら、当然、我々日本人は国土と国益を守るために戦う。だから、『戦争を二度と起こさない』という言い方はちょっと違う。『起こさせてもならない』ということだ」と答えた。
侵略されない国であり続ける
「戦争を起こさせない」ための方策については、「平和の尊さを訴えていくことも重要だ」としつつ、「日本は簡単には攻められない。侵略に対して毅然とした姿勢をとる。そういう気概が大事だ」と訴えた。
ともに参拝した北村晴男参院議員は、大正10年生まれの父親が「まさに大東亜戦争を戦った世代だった」と振り返った。かつて両親とサイパンを訪れた際、父親は「若い世代にとってサイパンはゴルフをしたりレジャーをする島だろうが、自分の世代にとっては同年代の仲間がみんな死んでいった島なんだ」と涙を流したという。
北村氏は「今日、それを思い出した」と語り、「先人の犠牲の上に今の平和がある。日本が絶対に攻められない、侵略されない国であり続けることが、先人の思いに応えることだ」と訴えた。



