英国の与党・労働党のアンディ・バーナム党首(56)は20日、チャールズ国王からの任命を受け、新首相に正式に就任した。バーナム氏は同日、ロンドンの首相官邸前で就任演説を行い、安定政権の樹立を通じて国民の生活を向上させる決意を表明する方針だ。
10年で7人目の首相、短命政権の連鎖
英国では近年、欧州連合(EU)からの離脱に伴う政治的混乱や不祥事が相次ぎ、短命な政権が続いている。バーナム氏はこの10年あまりで7人目の首相となり、政治の不安定さが浮き彫りとなった。一連の混乱は国民の政治不信を招き、右派ポピュリスト政党「改革党」の躍進にもつながっている。こうした危機感を背景に、バーナム氏は演説で「責任ある政治」の必要性を強く訴える考えだ。
閣僚人事と党の団結が焦点
英紙ガーディアンなどによると、バーナム氏は20日午後にも閣僚人事を発表する見通しだ。バーナム氏はかねて「党に対する貢献やこれまでの経験を踏まえ、幅広い対象から選定する」と述べており、人事が党内の結束強化につながるか注目される。新首相は安定した政権運営を目指し、国民の信頼回復に取り組むとみられる。



