複数の防衛省関係者によると、日本の航空自衛隊のF2戦闘機を初めてインドに派遣し、共同訓練に参加する見通しとなった。小泉進次郎防衛相は17日からオーストラリアとインドを訪問する方向で調整しており、シン国防相との会談でも議題となるとみられる。
対中牽制の狙い
自衛隊とインド軍は2023年、日本国内で初の戦闘機共同訓練を実施した。インドへの戦闘機の初派遣で「中国に対する牽制になる」ことを狙うと、防衛省関係者は述べている。
7月の日印首脳会談では、海上自衛隊の「もがみ」型護衛艦搭載の通信アンテナ「ユニコーン」のインドへの輸出で大枠で合意しており、装備協力についても議題となるとみられる。
豪州・ニュージーランドとの3カ国協議
豪州では18日にマールズ副首相兼国防相、ニュージーランドのペンク国防相との個別の会談のほか、3カ国での会談を調整している。豪州への輸出が決まっている最新鋭の「もがみ」型護衛艦の能力向上型を、ニュージーランドに輸出することを目指しており、3カ国でも協議される予定だ。
ニュージーランド政府は次期艦艇の選定をめぐり、海上自衛隊の「もがみ」型の能力向上型と、英海軍の「31型」フリゲートを候補とする声明を発表しており、2027年中に選定される予定だ。防衛省幹部は3カ国の会談について「豪州とともにニュージーランドに売り込むねらいがある」と説明する。



