県議会本会議で定数見直し案が否決
高知県議会は10日、本会議を開き、国勢調査結果に基づく選挙区定数の見直しの賛否を審議した。「議員定数問題等調査特別委員会」が示した見直し方針は、採決の結果、賛成少数で承認されなかった。これにより、来春予定されている県議選(定数37)は現行のまま実施されることとなった。
逆転現象を是正する案だったが…
県内では、人口の少ない選挙区の定数が人口の多い選挙区を上回る「逆転現象」が発生している。これを受け、同特別委員会は6月、定数見直しを決定。具体的には、定数1の土佐市と香美市を1増、定数2の吾川郡(いの町・仁淀川町)と「宿毛市・大月町・三原村」を1減とする内容だった。
自民党会派が反対、県民の会は賛成も及ばず
本会議では、議会の過半数を占める自民党会派が「十分議論されていない」などと反対した。一方、賛成していた県民の会の県議は「有権者からは『逆転現象という事態がなぜ放置されているのか』との声が出されている」と訴えたが、覆らなかった。
弘田委員長「地元で理解を求める」
自民党会派の会長でもある同委員会の弘田兼一委員長は、議会後の取材に対し「各議員が地元に帰ったとき、有権者に理解を求めていく」と述べた。来春の県議選に向け、現行の選挙区割りで争われる見通しだ。



