米国のドナルド・トランプ大統領は16日、緊密な同盟国である韓国との合同軍事演習への米国の参加について「不満」だと述べ、17日から開始される北朝鮮抑止のための演習の規模を縮小すると述べた。
トランプ氏の不満と指示
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「北朝鮮の金正恩総書記との非常に良好な関係を踏まえると、米国がはるか以前に韓国との合同軍事演習に参加することに同意していたという事実に私は不満がある」と述べた。
「これらの演習は非常に費用がかかるだけでなく、その多くは米国が(いつものように!)負担しており、ドナルド・J・トランプが大統領である限り、脅威を与えず敬意を払ってきた国に対して、全く不適切で敵対的なシグナルを送っている」
さらにトランプ氏は、演習を完全に中止するには遅すぎたため、ピート・ヘグセス米国防長官に対して演習の規模を「大幅に縮小する」よう指示したと付け加えた。
演習の概要と北朝鮮の反応
17日から11日間に渡って実施される合同演習「乙支フリーダムシールド」は、核を保有する北朝鮮に対する防衛力を高めることを目的とした、韓国軍と米軍による夏恒例の演習。
北朝鮮はこの演習を侵略の予行演習であるとして強く非難し、常に反発を示している。
演習の内容
10日、米韓連合司令部の広報室長ライアン・ドナルド大佐は、今回の演習ではロシア・ウクライナ戦争への派遣によって実戦経験を積んだ北朝鮮軍との戦闘を想定したシミュレーションを行うと述べていた。
また、同大佐によると、韓国軍1万8000人と2万8500人規模の在韓米軍からの参加者によって行われるこの演習では、ドローン戦、GPS妨害、サイバー攻撃の役割に一層焦点を当てるという。



