リヒテンシュタインのアロイス皇太子は20日、産経新聞とのオンライン独占インタビューに応じ、侯爵位の継承制度を従来の男系男子から第1子優先へと変更したことについて語った。インタビューでは、日本の皇室との交流や、男系男子による侯位継承を400年続けられた理由、今月15日に発表したばかりの継承制度変更に対する国民の反応についても言及した。
ライン川の源流、君主制の要素が強い民主主義の小国
アロイス皇太子は、リヒテンシュタインについて「オーストリアとスイスの間に位置する、面積160平方キロメートル、人口約4万人の非常に小さな国」と紹介。アルプス山脈の北部に位置し、ライン川の源流があり、ライン渓谷に面していると述べた。
「狭い地域の中に多様な地形が広がっており、非常に魅力的な景観を持っています。山々の山頂もあれば、平坦な川沿いの地域もあります。多様な動植物が存在することも、この国の魅力の一部だと思います」と語った。
また、国家の構造について「議会制民主主義に、強力な君主制の要素と、100年以上前にスイス側から取り入れた強力な直接民主主義の要素をユニークな方法で組み合わせています。君主制の要素は、長期的な展望、継続性、そして安定性をもたらし、直接民主主義は、人々に身近な場所での意思決定を可能にしています」と説明した。
多様化する経済と日本との関係
経済面では「これほど小さな国でありながら、経済は非常に幅広く多様化しています」と述べ、多くの人が観光業や金融産業を思い浮かべるが、実際には欧州の中で国内総生産(GDP)と製造業に従事する人口の割合が最も高い国だと指摘。テクノロジー分野の企業が世界中で輸出を展開しており、その多くは日本へも輸出されていると語った。また、「もちろん、私たちも日本の製品を楽しんでいます」と話した。



