米首都ワシントンの連邦高裁は7日、ドナルド・トランプ大統領が進めるホワイトハウスのボールルーム(宴会場)建設の差し止めを命じた。トランプ氏は「政治的動機に基づいた違法判決だ」として最高裁に上訴する意向を示した。
議会の権限を支持
コロンビア特別区控訴裁判所は、ホワイトハウスの設計変更に関する権限は連邦議会が有するとし、工事の差し止めを命じた一審の判断を支持した。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に投稿し「極めてひどく、政治的動機に基づいた違法な判決だ」と非難し「この不当な判決は、最高裁判所によって全面的に覆されなければならない」と述べた。
建設費は最大6億ドルに
トランプ政権は昨年、ホワイトハウスのイースト・ウイング(東棟)がある場所に新しい大宴会場を建設すると発表。解体工事は始まったが、米国の歴史的建造物の保存に取り組む非営利団体が議会の承認など必要な手続きを経ていないとして提訴していた。
今回の宴会場建設費は発表当初、2億ドル(約315億円)としていたが、最大6億ドル(約946億円)に達する可能性があると報じられている。
改築を強行
トランプ氏は2025年1月の政権復帰以来、大統領執務室の黄金装飾やローズガーデンの舗装など、ホワイトハウスの改築を強行してきた。
ホワイトハウスに加えて首都にある歴史的な建物の改修や新たなモニュメントの建設を進めるなど自身の個人的な「足跡」を残そうとする試みを続けている。



