ルーマニアのエネルギー省は13日、南東部にある国内唯一のツェルナボダ原発の原子炉2基のうち、稼働していた1基を停止したと発表した。猛暑や干ばつが続いた影響でドナウ川が記録的な低水位となり、十分な量の冷却水が確保できなくなっていたためだ。電力供給に問題はないとしている。
原発停止の背景と影響
ツェルナボダ原発は国内の発電量の2割を担っていた。エネルギー省によると、原発で発電していた電力は、輸入のほか水力や風力など他の発電方法で賄うという。
ドナウ川の水位低下と節電呼びかけ
ルーマニアではドナウ川の流量が例年の4割以下に低下。7月下旬には1基が水位低下に伴い運転を停止し、政府は企業や家庭に節電を呼びかけていた。
欧州メディアによると、ツェルナボダ原発は2003年にも干ばつの影響で停止した。欧州はこの夏、熱波が相次ぎ、各地で干ばつが発生している。上流側のハンガリーでもドナウ川の水位低下で、国内の発電量の約半分を占める同国唯一のパクシュ原発が全停止する可能性が出ていた。



