ロシアの宇宙機関ロスコスモスのバカノフ総裁は2026年7月14日、国際宇宙ステーション(ISS)について、運用を終える2030年まで米国側と協力を継続することで合意したと発表した。ロシアはウクライナ全面侵攻後、ISSからの早期離脱を表明していたが、その後、協力を続ける姿勢に転じていた。
NASA長官、8年ぶりにバイコヌール訪問
ロシアは同日、ISSに向かう米ロの宇宙飛行士を乗せたソユーズ宇宙船を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。それに合わせ、米航空宇宙局(NASA)のアイザックマン長官が、NASA長官としては8年ぶりに同基地を訪問。ロシア側は、同氏との会談にバカノフ氏のほかマントゥロフ副首相が加わるなど手厚く対応した。
宇宙計画は非政治的に
マントゥロフ氏は会談後、報道陣に対し、毎年、米ロの宇宙飛行士が互いの宇宙船に搭乗しており、「宇宙計画は政治的ではない」と強調。米国は全面侵攻後、ロシアに厳しい制裁を科したが、宇宙分野での協力継続に意欲を示した。
ロシアは2022年の全面侵攻後、ISSからの早期離脱を表明したが、その後、協力を続ける姿勢に転じていた。今回の合意により、ISSは2030年まで安定的に運用される見通しとなった。



