トランプ米大統領は19日、ホワイトハウス敷地内で記者団に対し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記と年内に会談する意向を示した。また、北朝鮮が現在、57発の核弾頭を保有しているとの分析も明らかにした。
会談の意向と核兵器の分析
トランプ氏は記者団から年内の米朝首脳会談の可能性を問われ、「そうするつもりだ」と回答。さらに北朝鮮の戦力について「57個の強力な核兵器を持っている」と述べ、北朝鮮の核開発を阻止できなかった歴代大統領を批判した。トランプ氏が言及した「核兵器」はミサイルに搭載する核弾頭を指しているとみられる。
核弾頭数の背景と異例の言及
北朝鮮の核弾頭を巡っては、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が今年6月に発表した年次報告書で約60発保有していると推計している。トランプ氏が明らかにした「57」はSIPRIの推計とほぼ同数だが、米大統領が北朝鮮の核弾頭の数について語るのは極めて異例だ。トランプ氏は発言の後、ホワイトハウスの執務室で改めて北朝鮮の核弾頭数について聞かれたが、「それについては話したくない」と述べた。
金正恩氏との関係と今後の見通し
一方、トランプ氏は金氏について「彼はバイデン(前大統領)やオバマ(元大統領)が嫌いだったが、私のことは気に入っている。われわれはうまくやってきた」と述べ、自身と金氏の関係が良好であることを改めて強調。「私が大統領でいる間は日本も韓国も非常に安全だ」と語った。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、トランプ氏が側近に対し、今年秋にも米朝首脳会談を実現させるよう指示したと報じている。



