トランプ氏「57発」発言で世界驚愕、北朝鮮核問題を巡る条件交渉の懸念
トランプ氏「57発」発言で世界驚愕、北朝鮮核問題の行方

米国のトランプ大統領は19日、北朝鮮の金正恩総書記と年内に「会うだろう」と述べ、首脳会談への意欲を示した。その上で、核問題について「彼は57発の非常に強力な核兵器を持っている」と具体的な数字を挙げて言及した。

米国の歴代政権は北朝鮮を核保有国として認めておらず、米大統領が具体的な数字を挙げて語ったことは世界を驚かせた。スウェーデンのシンクタンク、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は2026年1月時点で核弾頭数を約60発と推定しており、トランプ氏の発言はおおむね一致する。

韓国国防相の見解と核弾頭数の推移

翌日の韓国国会で、トランプ氏の発言に対する見解を問われた安圭伯(アンギュベク)国防相は、北朝鮮の核兵器が「80~120発」との見方を示した。詳細は避けたが、国内の研究機関による推定だとしている。

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数字に差はあるものの、北朝鮮が核弾頭を「着実」に増やしてきたことに疑いはない。SIPRIは2016年には約10発、2021年は40~50発と推定しており、増加ぶりがうかがえる。

核実験から20年、非核化努力の挫折

北朝鮮の初の核実験から10月で20年となる。核・ミサイルの開発を「着実」に続けており、非核化をめざす試みは挫折の歴史だ。分断する国際社会では歯止めも利きにくい。

トランプ米大統領は首脳会談に前のめりの姿勢を見せるが、核をめぐる安易な譲歩は禍根を残すとの懸念がある。

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