世界を揺るがす事象でも市場が冷静さを取り戻す理由とは 金融の勝者が見る1つのこと
世界を揺るがす事象でも市場が冷静さを取り戻す理由

ライフ 世界を揺るがす事象が起きても市場がすぐに「冷静さ」を取り戻すワケ 「金融の勝者」が危機に見ているたった1つのこと 8分で読める 公開日時:2026/06/17 11:30

最終的に相場を動かすのは「人間の感情」

最終的に相場を動かすのは「人間の感情」だといいます(写真:metamorworks/PIXTA) 鹿子木 健 メデュ代表取締役 フォロー

INDEX

  • 相場とは、人間の弱さの集積
  • 「耐えられない」が相場を動かす
  • 危機に市場混乱が起こる背景
  • 個人の不祥事に市場は無反応
  • 「市場が見ているもの」とは?

日経平均株価が高値圏を推移する現在、投資ブームもあいまって金融商品に関心を持つ人も増えています。しかし、上がれば下がるリスクもあるのが金融相場です。 相場を動かしているのは、経済指標や企業業績だけではありません。そこには常に、人間の欲望や恐怖、期待や不安が織り込まれています。市場は何を見て動いているのか。なぜ同じような熱狂と失望が繰り返されるのか。そして、本当に金融を理解している人たちは何を見ているのか。 20年以上、個人投資家として金融市場を見つめてきた鹿子木健氏の著書『なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか 教養としての金融市場』より一部抜粋・編集してお伝えします。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

相場とは、人間の弱さの集積

相場を動かしているのは、情報ではありません。最終的に相場を動かすのは、人間の感情です。 これは比喩ではありません。感情という、最も不安定で、最も制御しにくい要素が、価格という形をとって表面化している。それが相場です。恐怖。欲望。後悔。焦り。そして、「自分だけが間違っているのではないか」という不安。 これらはすべて、相場の外から持ち込まれるものではありません。市場に参加した瞬間から、人は必ずそれらを引き連れてきます。 バブルとは何でしょうか。それは「合理的な期待」が積み重なった結果ではありません。「もっと上がる理由があるから買った」人よりも、「乗り遅れたくないから、自分では理由は説明できないが、買った」人が増えた結果です。

次ページが続きます:【上昇初期にあるのは「不安」】 2/5 PAGES 3/5 PAGES 4/5 PAGES 5/5 PAGES

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ