新NISAで「オルカン」に全額投入する人が知らないリスクとは
新NISAで「オルカン」全額投入のリスクとは

新NISA(少額投資非課税制度)を利用した投資信託の積立が人気を集める中、特に「オルカン」の愛称で知られる全世界株式型の投資信託に全額を投入する投資家が増えている。しかし、専門家からは「米国市場への過度な依存」というリスクが指摘されている。

オルカンとは何か

「オルカン」は、正式名称を「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」といい、世界中の株式に分散投資するインデックスファンドだ。新NISAの開始以降、その手軽さと分散効果から、積立設定のデフォルトとして選ばれることが多い。

専門家が指摘するリスク

しかし、ファイナンシャルプランナーの見解によると、オルカンは時価総額加重平均で運用されるため、実質的に米国株式の比率が約6割を占める。そのため、米国市場が下落した場合、オルカンの基準価額も大きく下落する可能性があるという。

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また、為替リスクも無視できない。オルカンは為替ヘッジを行わないため、円高が進むと円換算での運用成績が悪化する。特に、今後の円高局面では、投資家の想定以上の損失が生じる恐れがある。

分散投資の重要性

専門家は、オルカンに全額を投入するのではなく、日本株や債券、リートなど異なる資産クラスを組み合わせる「アセットアロケーション」の重要性を強調する。また、投資信託の選定にあたっては、運用コストや信託報酬だけでなく、組み入れ銘柄の構成を確認することが大切だという。

新NISAは長期・積立・分散投資を後押しする制度だが、投資対象を一つのファンドに集中させることは、かえってリスクを高める可能性がある。投資家は、自分のリスク許容度を考慮した上で、ポートフォリオを構築することが求められる。

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