2026年6月20日、日経平均株価が史上初めて7万円の大台を突破した。週末の終値は7万1250円06銭となり、前週末比で5230円(約7.92%)の急上昇を記録。この歴史的な上昇を牽引したのは、半導体や電子部品といったハイテク関連株である。
週間上昇率トップ10:ハイテク関連が席巻
週間上昇率ランキングの上位銘柄は、軒並み20%から30%超の大幅上昇を達成。特に、AI(人工知能)需要の拡大やデータセンター投資の本格化を背景に、電子部品・半導体・電線関連への資金流入が顕著だった。
- 村田製作所(37.3%高)
- キオクシアホールディングス(33.7%高)
- イビデン(28.6%高)
- 古河電気工業(26.8%高)
- レーザーテック(25.2%高)
- 住友電気工業(22.9%高)
- 太陽誘電(22.8%高)
- フジクラ(21.3%高)
- SCREENホールディングス(20.1%高)
コンデンサー大手の村田製作所と太陽誘電が急騰したほか、キオクシアHD、イビデン、レーザーテック、SCREENなど半導体関連も高い上昇率を示した。電線業界では、フジクラが今期業績予想を大幅に上方修正したことを受け、電線御三家(古河電工、住友電工、フジクラ)がそろって急伸。生成AIの普及に伴うサーバー向け部材やAIデータセンターへの需要増期待が、これらの銘柄を一気に押し上げた。
下落銘柄ワースト10:内需株と市況関連株が苦戦
一方、ハイテク株主導の相場の中で、内需株や市況関連株は売り圧力にさらされた。週間下落率ワースト10には、以下の銘柄が名を連ねた。
- ニトリホールディングス(12.4%安)
- ディー・エヌ・エー(11.9%安)
- 商船三井(8.7%安)
- 日本郵船(8.5%安)
- コナミグループ(8.0%安)
- 良品計画(5.9%安)
- 川崎汽船(5.6%安)
- 東宝(5.4%安)
ニトリHDや良品計画といった生活雑貨・家具小売りは、円安による輸入コスト上昇やインフレ警戒が重荷となった。大手海運3社(商船三井、日本郵船、川崎汽船)もそろって下落。エンターテインメント・ゲーム関連では、ディー・エヌ・エー、コナミグループ、東宝が大きく値を下げた。
今後の展望:売られすぎの好業績銘柄に注目
来週以降は、「売られすぎの好業績銘柄」への関心が高まる可能性がある。内需株や市況関連株の中には、業績が堅調にもかかわらずハイテク人気に押されて下落した銘柄も多く、割安感から買い戻しが入る展開が予想される。投資家は、セクター間の資金移動を注視しながら、バリュー株へのシフトも視野に入れるべきだろう。



