アウトドア用品大手のモンベルが好調だ。2024年8月期の売上高は前期比12%増の700億円を超え、過去最高を更新する見通しである。新型コロナウイルス禍でのキャンプ需要拡大に加え、新製品の投入が寄与した。
キャンプ需要が追い風
同社の2024年8月期の連結売上高は前期比12%増の約710億円となる見込み。営業利益も同15%増の約80億円と過去最高を更新する見通しだ。キャンプ用品やアパレルが好調で、特にテントや寝袋などの大型商品の販売が伸びている。
モンベルは1975年に創業。アウトドア用品の製造販売を手がけ、近年は「軽量・コンパクト」を追求した製品開発で知られる。同社の製品は登山やキャンプ愛好家に支持されている。
新製品が牽引
2023年には、軽量で保温性に優れたダウンジャケット「プラズマ1000」シリーズを発売。同シリーズは発売から1年で累計10万着を売り上げるヒット商品となった。また、2024年には、環境に配慮した素材を使用した「エコパック」シリーズを投入するなど、新製品の投入が続く。
同社の佐藤勇治社長は「アウトドア市場は拡大しており、当社の製品は品質と機能性で評価されている。今後も顧客のニーズに応える商品を提供していく」とコメントしている。
今後の展望
モンベルは2025年8月期には売上高800億円を目指す。海外展開にも注力しており、北米やアジアでの販売を強化する方針だ。特に、中国市場では富裕層を中心にアウトドア人気が高まっており、同社は現地でのブランド認知度向上を図る。
一方で、原材料費の高騰や為替変動のリスクもある。同社は価格改定や効率的な生産体制の構築で収益を維持する方針だ。



