ベッセント米財務長官は1日、主要20か国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の閉幕後の記者会見で、日本を名指し「(金融緩和と積極財政を志向する)リフレ政策を止めるべきだ」と述べた。高市政権が進める積極財政の見直しや、円安修正に向けた日本銀行の利上げを求めたとみられる。日銀は9月に開く金融政策決定会合で、追加利上げを検討している。
会談内容と市場への影響
ベッセント氏は、8月30日に日銀の植田和男総裁、21日に片山財務相と相次ぎ会談。日米のマクロ経済政策や金融政策に関して協議したとみられる。
米財務省は1日、ベッセント氏が植田氏に「円の大幅な過小評価に対処するため、日本が断固とした市場・金融政策上の措置を講じることを強く支持する」とも伝えたと公表した。
会見での発言
会見では「インフレ(物価上昇)率が2%になればリフレに成功したことになる。今、日本は成功がもたらす結果について考えなければならない」とも述べた。直接的には財政政策に言及しなかったものの、政策転換の時期にあるとの認識を示唆した格好だ。



