若狭町の就農支援施設「かみなか農楽舎」での研修を終え、今春から町内で梅の生産に携わる吉川翔三さん(43)(京都府出身)の農地を28日、県や町、施設の関係者が視察した。町や施設は元研修生への手厚い支援で、特産の梅づくりの担い手を増やす狙いだ。
研修修了者は55人、梅農家は40年で半減
同施設では2002年度から研修生を受け入れ、農家などで実技を学ぶなどした55人が修了した。JA福井県敦賀美方梅生産部会長の山田豊さん(65)によると、若狭町内の梅農家は約200軒で、40年前から半減しており、同施設は23年度に梅コースを設けた。
吉川さんは4月から1ヘクタールで栽培開始
吉川さんは24年度に研修生となり、今年4月に町内で計1ヘクタールの農地を借りて梅栽培を始め、約10トンの福井梅を出荷した。
この日、吉川さんの農地を訪れた関係者は、農地の管理や梅の木の状況などを確認した。吉川さんは「わからないことがあれば何でも聞きに行っており、色々な人に助けられている」と感謝した。
町農林水産課の担当者は「就農後のバックアップ態勢も設け、担い手の確保、特産品の維持を図りたい」と話している。



