スペースX株価、公募価格を下回り時価総額200兆円減…大型IPOに影
スペースX株価公募割れ、時価総額200兆円減

米スペースXの株価が16日の取引で急落し、6月の新規株式公開(IPO)時の公募価格を初めて下回った。時価総額はピーク時から約200兆円も減少し、今後の大型IPOの行方に暗い影を落としている。

株価下落の詳細

16日の米株式市場で、スペースX株は終値が前日比3.08%安の131.11ドルとなり、6月12日のIPO公募価格135ドルを割り込んだ。上場直後は急騰し、同16日の取引時間中には225.64ドルの最高値を記録したが、その後失速。直近では5営業日連続で値下がりしている。

時価総額の減少と要因

時価総額はピーク時から約200兆円(約1.3兆ドル)減少した。スペースXはロケットや人工知能(AI)事業で高い成長期待を集めてきたが、収益規模に比べて株価が割高との見方は根強い。米資産運用会社のアダム・ジョンソン氏は「マスク氏への期待が先行し、会社の実力以上に買われている」と指摘する。

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さらに、16日夕方に予定されていた大型宇宙船「スターシップ」の打ち上げがエンジンの不具合で中止されると、開発遅れへの懸念から時間外取引で株価は約125ドルまで急落した。

今後の大型IPOへの影響

スペースX株の失速は一時的な調整局面との見方もあるが、低迷が長引けば年内のIPOを検討する米オープンAIや米アンソロピックなどの判断に影響する可能性がある。米紙ニューヨーク・タイムズは、オープンAIがIPOを2027年に先送りする方向で検討していると報じている。

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