日銀利上げで政策金利1%台、長期実績重視の5ツ星ファンドに注目
日銀利上げで政策金利1%台、長期実績の5ツ星ファンドに注目

日銀の利上げにより、日本の政策金利は約30年ぶりとなる1%台に到達しました。これにより、預金や個人向け国債など、元本の安定性を重視した資産にも一定のリターンが期待できる環境が整いつつあります。一方、株式市場ではAIや半導体関連銘柄が相場をけん引する一方で、値動きの大きさから先行きを不安視する声もあります。こうした局面では、短期的な人気だけでなく、長期の実績にも目を向けることが重要です。

長期実績で評価されるファンドの重要性

SBI証券投資情報部のシニア・ファンドアナリスト、川上雅人氏は、投資判断の参考となる客観的な指標として、リターンやリスクなどの運用実績をもとに評価されるファンドレーティング(格付け)の重要性を指摘します。特に、10年実績で5ツ星評価を獲得したファンドは、長期的な運用能力が認められたものといえます。

6月の日銀金融政策決定会合の影響

6月の日銀金融政策決定会合では、政策金利が0.25%ポイント引き上げられ、約30年ぶりとなる1%程度の水準となりました。この利上げにより、預金金利の引き上げなどを背景に、安定資産でもこれまでと比べて一定のリターンが期待できる環境が生まれています。一方で、株式や投資信託などのリスク資産においては、投資対象や運用スタイルによるパフォーマンスの差がこれまで以上に意識される局面となっています。

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NISAで人気のファンドと5ツ星ファンドの多様性

NISAでは、オルカン(全世界株式)やS&P500連動ファンドが人気を集めていますが、10年実績で評価された5ツ星ファンドを見ると、それ以外にもさまざまな投資スタイルが存在します。川上氏は、2026年5月末時点で10年実績を有する5ツ星ファンドの中から、リターン上位およびシャープレシオ上位のファンドを取り上げ、その特徴を解説しています。

リターン上位ファンドの特徴

図表1(NISAで買える5ツ星10年リターン上位ファンド)は、ウエルスアドバイザーのデータをもとにSBI証券が作成したもので、SBI証券で購入可能なNISA・成長投資枠対象で運用期間10年以上のファンドを10年リターン順に表示しています。これらのファンドは、長期にわたって高いリターンを達成しており、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

シャープレシオ上位ファンドの重要性

図表2(NISAで買える5ツ星10年シャープレシオ上位ファンド)は、同じくウエルスアドバイザーのデータをもとに、10年シャープレシオ順に表示したものです。シャープレシオは、リスクに対するリターンの効率性を示す指標であり、網掛けされたファンドは10年リターン上位と重複するものです。これらは、リスク調整後のパフォーマンスが優れていることを意味します。

将来の運用成果を保証するものではない

ただし、これらのデータは過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。投資判断は、自身のリスク許容度や投資目標に基づいて行うことが重要です。川上氏は、長期的な視点で投資先を選ぶ際に、ファンドレーティングを参考にすることで、より客観的な判断が可能になると述べています。

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