連載「家計破綻のリアル」より。200万円の繰り上げ返済は焼け石に水――変動金利型の住宅ローンを抱える50代に向け、ファイナンシャルプランナー(FP)が老後破綻を回避するための準備額を突き付けた。
繰り上げ返済の実態
多くの人が実践する繰り上げ返済だが、200万円程度では利息軽減効果は限定的。特に変動金利型の場合、金利上昇局面では元金がなかなか減らず、60歳まで返済を続けても元金がほとんど減少しないケースがあるという。
FPの警告
FPは「200万円の繰り上げ返済では、毎月の返済額はほとんど変わらず、利息負担も軽減されない。むしろ、その資金を運用に回した方が有効な場合もある」と指摘。老後資金を確保するためには、より計画的な返済戦略が必要だと述べている。
老後破綻を回避する準備額
具体的な準備額として、FPは「少なくとも500万円以上の繰り上げ返済、または金利固定型への借り換えを検討すべき」とアドバイス。また、退職金や年金を考慮した総合的な資金計画の重要性を強調している。
変動金利型ローンを抱える50代は、今のうちにFPに相談し、自身の返済計画を見直すことが老後破綻回避の第一歩となるだろう。



