60歳からの人間関係整理術:和田秀樹が語る「幸せに老いる」ための価値観転換
和田秀樹が語る「幸せに老いる」ための価値観転換

精神科医の和田秀樹氏は、著書『60歳からの人間関係整理術』(河出新書)の中で、幸せな老後を送る人々に共通する特徴を分析。60代以降は、若い頃に重視された「三高」(高学歴、高収入、高身長)や社会的肩書といった価値観が意味を失い、むしろそれらに固執することが人生の幅を狭めると指摘する。

「三高」は60歳から無意味に

かつてバブル期に女性が結婚相手に求めた「三高」は、高齢になると重要性が低下。身長やルックスは衰え、収入も減少。学歴だけは残るが、60代で東大卒を自慢する人は冷ややかな目で見られる。年を取ってモテるのは、面白い人、話題豊富な人、優しく面倒見の良い人、安心できる人であり、過去の地位や肩書は関係ない。

過去ではなく「これから」を考える

60歳を過ぎると過去の自慢話が増えがちだが、豊かな老後には未来志向が不可欠。過去の人間関係に縛られず、役目を終えた関係は手放し、新しい環境を選び直すことが重要。未来への視点を持つ手段として、バケットリスト(やりたいことリスト)の作成を推奨。例えば、全国の都道府県を巡る、料理を覚える、新しいパートナーを見つけるなど、実現可能な夢を書き出すことで前向きになれる。

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プライドを手放せば自由になる

肩書や世間体にこだわると、新しい人間関係や趣味の機会を逃す。プライドを手放し、好きなことに没頭することで、自然と仲間ができる。過去の華やかな暮らしの基準でえり好みせず、今の自分に合った人間関係を築くことが、幸せな老後への鍵だと和田氏は結論づけている。

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