3日の東京外国為替市場で、円相場は急上昇し、一時1ドル=156円30銭台を付けた。前日午後5時時点からは3円超の円高ドル安水準となり、156円台前半を付けたのは約1カ月ぶりとなる。
日米金利差の縮小を意識した円買い
米国では早期利上げの観測がやや後退する一方、日本銀行の利上げペースは加速するとの見方が拡大。日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが進みやすくなった。
米財務長官が日銀総裁にメッセージ
米財務省は1日(日本時間2日)、ベッセント財務長官が「円の大幅な過小評価に対処するため、日本が断固とした市場・金融政策上の措置を講じることを強く支持する」と日銀の植田和男総裁に伝えたと公表した。
日銀の高田創審議委員も2日の会見で「(今年は)局面が変わった」と強調し、2会合連続の利上げも「一般論としてはあり得るかもしれない」と言及した。市場では、日銀が9月の金融政策決定会合で利上げに動くとの観測が強まった。
介入後の値動き
日米両政府の協調為替介入で8月3日に一時155円台を付けたあと、じりじりと下落。8月末に160円台まで戻していた。



