3日の外国為替市場で、対ドルの円相場は一時1ドル=155円台に上昇し、8月3日以来約1か月ぶりの円高水準となった。ベッセント米財務長官による円安是正に向けた発言を受け、日本銀行による早期の利上げが意識され、円高・ドル安が急速に進んだ。
2日の東京市場で円相場は午後5時に1ドル=159円69~71銭で大方の取引を終えており、上昇幅は約4円となった。
ベッセント氏発言と日銀総裁の会見
ベッセント氏は8月30日に日銀の植田和男総裁と会談し、「日本が断固とした市場・金融政策上の措置を講じることを強く支持する」などと発言したとされる。植田氏はその後の記者会見で「次回の金融政策決定会合を含め、毎回の会合でしっかり議論したい」と述べており、市場では日銀が17、18日の金融政策決定会合で利上げを決めるとの見方が強まっている。
円相場の背景と債券市場の動き
円相場は7月末、日米通貨当局が円買いの日米協調介入に踏み切ったことなどで、一時1ドル=155円台前半まで円高に振れたが、足元では160円台をつけることもあった。
一方、3日の東京債券市場では、長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、前日終値に比べて0.050%低い2.960%に下落(債券価格は上昇)した。終値は0.045%低い2.965%だった。



