日本銀行は2024年度、上場投資信託(ETF)の買い入れを一度も行わなかった。2010年の導入以降で初めて年間ゼロとなり、金融緩和の出口戦略が一段と進んだ形だ。
ETF買い入れの歴史と転換点
日銀は2010年にETFの買い入れを開始し、市場への資金供給手段として活用してきた。特に2013年の異次元緩和以降は買い入れ額が拡大し、市場の安定に寄与してきた。
しかし、2024年3月の金融政策決定会合で、日銀はETFの買い入れを終了することを決定。以降、新規の買い入れは行われていない。
市場への影響と今後の焦点
日銀のETF買い入れ終了は、市場の需給環境に変化をもたらす可能性がある。日銀が保有するETFの売却時期や方法が、今後の焦点となる。
日銀は長期的な観点から、保有ETFの処分について検討を進めるとみられる。市場への影響を最小限に抑えながら、どのようにバランスシートを正常化していくかが注目される。



