老朽化に伴い今年1月から工事を進めていた奈良ホテル(奈良市)の新館が内装を全面的に刷新し、「西館」と名称を変更して2日から営業を開始する。歴史を感じさせる内装や伝統工芸のアート作品が館内各所に飾られている。
「清澄悠然」をコンセプトに客室を再編
ホテルは1909年の開業で、新館は1984年に増築された。今回の工事では「清澄悠然」をコンセプトに改装し、従来65室あった客室は6タイプ52室に再編。テラス付き客室を新設するなど、特徴である「全室中庭向き」の設計を生かし、豊かな自然を感じられるデザインとなった。
バスルームなど水回りの機能を強化し、快適性も追求。室内の化粧室やベッド近くには、奈良の伝統工芸「赤膚焼」や和紙を使ったアート作品が飾られている。
創業当時の赤レンガや鉄板焼き店も
エレベーターホールの壁面には創業当時に使われた赤レンガを並べ、喜劇王チャールズ・チャップリンらホテルゆかりの著名人の名前を刻んでいる。随所で歴史を感じ取れる仕掛けだ。
館内にあった日本料理店は業態を変更し、鉄板焼き店「花菊」として生まれ変わった。旧市街・ならまちを一望する空間で、大和牛や大和野菜などの地元食材を楽しめる。
料金は1室2人で5万円から(時期によって変動あり)。問い合わせは奈良ホテル(0570・66・6088)。



