気象庁は6月2日、線状降水帯が発生する2~3時間前に発表する「線状降水帯直前予測」と、発生を知らせる「線状降水帯発生」について、システム不具合で適切に発表できない状態になっていると明らかにした。
原因は調査中、代替手段で対応
原因は調査中だ。当面は、気象状況の見通しを文章で伝える「全般気象解説情報」で代替する。
5月28日に運用が始まったばかりの新しい防災気象情報だが、台風6号の接近と重なるタイミングで運用に支障が出ている状態だ。
発表基準を満たしたがシステムが反応せず
2日午後5時半と7時、高知県南部で線状降水帯直前予測の発表基準を満たしていたが、システムの不具合により発表できなかった。
線状降水帯直前予測は、線状降水帯の発生2~3時間前を目標に警戒を知らせる新しい情報。従来の「半日予測」と組み合わせ、段階的に避難行動を促す。
新システムの背景
気象庁は5月14日、新たな防災気象情報の運用開始日を5月29日と発表していた。大雨などの情報に警戒レベルの数字を付記し、取るべき行動との関係を分かりやすくするためのものだ。
「大雨警報」は「レベル3大雨警報」へ、「大雨注意報」は「レベル2大雨注意報」へといった具合に変更される。気象庁は16日、大雨などの防災気象情報を整理し、警戒レベルの数字を付記する新たな運用方針を発表していた。
気象庁はシステムの復旧時期について明らかにしておらず、今後の情報発表に影響が出る可能性もある。



