JAXAがH3ロケット8号機失敗の最終報告書を公表、再発防止策を策定
JAXA、H3失敗報告書了承 再発防止へ

文部科学省の対策本部は30日、昨年12月に打ち上げに失敗したH3ロケット8号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)による原因と再発防止策をまとめた最終報告書を了承した。

失敗の原因は部品剥離

報告書によると、失敗の主要因は、衛星をロケットに載せる台座(PSS)の内部で、製造工程中に剥離が生じていたことだった。打ち上げ後、衛星保護カバー(フェアリング)を分離した際の衝撃などで剥離が広がり、PSSが破損。搭載していた準天頂衛星「みちびき5号機」を予定した軌道に投入できなかった。

当面の対策と再発防止策

当面のH3では、再び剥離が生じるリスクを避けるため、部品同士をボルトでつなぐ「ファスナ結合方式」のPSSを使用する。再発防止策として、JAXAは経験豊富な技術者による確認を強化し、リスクを見落とさないためのチェックリストを整備する。試験後には、内部を壊さず調べる検査や、必要に応じた切断検査も実施する。

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JAXAの山川宏理事長は対策本部で「さらなる信頼性の向上に総力を挙げて取り組む」と述べた。

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