インド、月面探査機「チャンドラヤーン3号」打ち上げ成功
インド、月面探査機チャンドラヤーン3号打ち上げ成功

インド宇宙研究機関(ISRO)は14日、月面探査機「チャンドラヤーン3号」の打ち上げに成功した。着陸に成功すれば、米国、旧ソ連、中国に次ぐ4カ国目の快挙となる。

打ち上げ成功と今後の工程

現地時間14日午後2時35分(日本時間同午後6時5分)、インド南部スリハリコータのサティシュ・ダワン宇宙センターから、月探査機「チャンドラヤーン3号」を搭載したロケット「LVM3」が打ち上げられた。ISROは打ち上げ成功を宣言し、探査機は予定の軌道に投入された。

探査機は今後、地球周回軌道から月周回軌道へと移行し、8月23日ごろに月面着陸を試みる予定だ。着陸地点は南極域の南緯69.37度、東経32.35度付近が予定されている。

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チャンドラヤーン計画の経緯

インドの月探査計画は、2008年の「チャンドラヤーン1号」に始まる。同機は月周回軌道から月面に探査機を衝突させ、水の存在を確認するなど大きな成果を挙げた。2019年には「チャンドラヤーン2号」を打ち上げたが、着陸機が月面に衝突し、軟着陸には失敗した。

今回の「チャンドラヤーン3号」は、その失敗を教訓に開発された。着陸機には改良が加えられ、より堅牢な設計となっている。探査車も搭載されており、月面の組成や地震活動などを調査する予定だ。

インド宇宙開発の意義

インドは近年、宇宙開発に力を入れており、低コストでの衛星打ち上げで注目を集めている。今回の月探査は、インドの技術力を世界に示す絶好の機会となる。着陸に成功すれば、月面軟着陸を達成した4カ国目となり、宇宙開発における存在感をさらに高めることになる。

また、月の南極域は水の氷が存在する可能性が指摘されており、将来の有人探査や資源利用の観点からも重要な地域とされている。チャンドラヤーン3号による探査は、科学的な意義も大きい。

ISROのシーワン会長は「今回のミッションは、我々の能力の証だ。成功を確信している」と述べ、自信を示した。

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