東北大学の研究チームは、北辰一刀流の開祖として知られる剣豪・千葉周作の出生地が、現在の宮城県気仙沼市だったと記された新たな史料を発見した。これまで複数の説があり論争が続いていた。
弟子の日記に記された出生地
新たな史料は、仙台藩士で千葉の弟子だった桜田良佐(1797~1876年)の日記。チームが日記をデータベース化する過程で、千葉の経歴に関する記述を発見した。
日記には、千葉に剣術を伝授した父が医者だったとの記述もあり、研究者は「論争を決着させるとともに、武士の身分を持たない『庶民剣士』の存在を裏付ける史料だ」と評価している。
従来の説に疑義
千葉の出生地を巡っては、明治時代の人名辞書を根拠とする岩手県陸前高田市説などが主張されてきたが、文献に誤った地名が含まれるなど疑義があった。
今回の発見により、長年続いた論争の決着が期待される。



