『VIVANT』第2シーズンが夏ドラマ注目度1位、個人全体71.2%で首位に
『VIVANT』第2シーズンが夏ドラマ注目度1位、個人全体71.2%

2026年7月クールの夏ドラマで、最も視聴者を“画面にくぎづけ”にした作品は何だったのか――。テレビ画面を注視していたかどうかが分かる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOが、7月1日~8月31日のデータをもとに夏ドラマの平均注目度を分析。TBS系日曜劇場『VIVANT』第2シーズンが個人全体1位となった。

初回から8月末までの放送回平均注目度は、『VIVANT』第2シーズンが71.2%で首位。2位はテレビ朝日系『大空港~GATE24~』の69.6%、3位にはTBS系『Tシャツが乾くまで』が67.9%で続いた。

『VIVANT』個人・男性・コアでトップ 幅広い層を“くぎづけ”に

前作から3年、堺雅人主演の超大作『VIVANT』が第2シーズンとして帰ってきた。本作は前作のラストシーンの直後から始まる続編。キャストは堺雅人(乃木憂助)、阿部寛(野崎守)、二階堂ふみ(柚木薫)、二宮和也(ノコル)、松坂桃李(黒須駿)ら前作からの続投メンバーが顔をそろえ、原作・演出・プロデュースは前作に続き福澤克雄氏が務めている。

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8月末までの放送回(初回~第6話)の平均注目度は、個人全体71.2%・男性73.0%・コア視聴層68.8%でいずれもトップの数値。女性の平均注目度も69.1%と全体トップ3の水準にあり、各属性で安定して高い注目を集めている。

前作でも話題を集めた、地上波ドラマの域を超えたスケールの大きさに加え、SNSでの考察合戦の盛り上がりも大きく影響しているだろう。「細かい演出まで見逃すまい」と視聴者が画面にくぎづけになる様子が、この数値からうかがえる。

ちなみに、第2シーズンの前半戦最終回(9月13日放送回/以降2週連続で休止予定)は速報値で個人全体69.7%を獲得し、その週の注目度ランキングでトップとなった。残りの放送回は6回であることが公表されており、最終回に向けて注目度はますます高まることが予想される。

『大空港』は男女とも高水準、幅広い層から注目

2位のテレビ朝日『大空港~GATE24~』は、鋭い観察眼で「モノから真実を見抜く」税関職員を主人公に、空港の入管・税関に各省庁から集められたメンバーで構成される新設チーム「GATE24」が、国際犯罪を水際で防ぐために奮闘する姿を描く作品。主演は趣里(森万智)、共演に眞栄田郷敦(早見圭一郎)、板垣李光人(松山篤志)、齊藤京子(遠藤のぞみ)、奥貫薫(玉井淳子)ら。

8月末までの放送回(初回~第6話)の平均注目度は個人全体69.6%で総合2位。特に女性の平均注目度は70.6%と全作品中2位の高さで、男性(68.4%)との差が小さく、性別を問わずバランス良く見られている点が特徴だ。

この10年で訪日外国人は倍以上に増加したこともあり、空港での水際対策という題材は社会性が高く、関心を集めやすいと言えるだろう。また、ちょっと風変わりな「クセ強」ヒロイン・万智をはじめとする出演者の個性的なキャラクターや、テンポの良い謎解き、キャストたちのチーム連携といった要素が、幅広い層の関心を集める要因になっていると考えられる。

女性トップは『Tシャツが乾くまで』 70.6%を記録

3位のTBS『Tシャツが乾くまで』は、結婚情報誌の編集を担当する咲子とその夫の穏やかな日常が、ある夏の日の事故をきっかけに一変し、2組の夫婦それぞれが抱える秘密が明らかになっていく物語。主演の蒼井優(瀬尾咲子)にとっては18年ぶりとなる地上波連続ドラマ主演作で、共演に中島歩(園田樹生)、高橋文哉(矢野直人)、夏帆(園田あずさ)、松山ケンイチ(瀬尾充)ら。脚本は『silent』『海のはじまり』などで知られる生方美久氏が、TBSドラマとして初めて手がけたことでも話題になった。

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8月末までの放送回(初回~第8話)の平均注目度は個人全体67.9%で総合3位にランクイン。中でも女性の平均注目度は70.6%と全16作品中トップを記録した。夫婦・不倫・秘密といった人間ドラマならではのテーマ設定と、脚本家・生方氏らしい言葉選びの会話劇が、女性視聴者を中心に高い注目を集める結果につながったとみられる。

本作はすでに最終回を迎えたが、最終回の個人全体注目度は速報値で69.0%。8話までの平均値を大きく超える形で有終の美を飾った。

夏ドラマ注目度ランキング 8作品が昨年平均を上回る 秋ドラマの注目作は?

2026年7月クールは、続編としての強さを見せつけた『VIVANT』第2シーズンから、社会性の高いテーマを扱った『大空港~GATE24~』、夫婦・家族の機微を描いた『Tシャツが乾くまで』まで、ジャンルも切り口も多様な作品が上位にランクインした。視聴率の観点では『VIVANT』の話題が目立つが、注目度という視聴の質の観点では、昨年のドラマジャンル個人全体平均注目度(62.4%)を8作品が超え、混戦の中で着実に支持を積み重ねた作品が上位に残った印象だ。

来月からは秋ドラマがスタートする。10月からはTBS『VIVANT』(日曜21:00~)の後半戦をはじめ、フジテレビ『救命病棟24時』(月曜21時~)、テレビ朝日『相棒』(水曜21:00~)、テレビ東京『ボーダーズ 警視庁特殊事件対策班』(金曜21:00~)、日本テレビ『俺たちの箱根駅伝』(土曜21:00~)など、医療・刑事・スポーツといった多様なテーマの作品が放送予定。圧倒的な注目作『VIVANT』のみならず、高い注目度を獲得する作品が現れるのか。どの作品が10月クールの注目度ランキングを制するのか、秋ドラマの行方にも注目したい。