俳優の浅香航大と原因は自分にある。の杢代和人が6日、都内で行われた中京テレビ・日本テレビ系ドラマ『仮面教師~妻を亡くしたその日から』(7日スタート、毎週水曜24:24~)の制作発表記者会見に、北乃きい、ひょうろく、観月ありさとともに登壇した。
同作は、3年前に最愛の妻・茜(川島海荷)を亡くした元俳優・水戸祐介(浅香)が、その死の真相を探るため、教師として名門私立男子校・萬海学院に潜入し、学園に隠された闇へ迫る劇場型リベンジサスペンス。ある事情を抱えて転校してきた遠山拓実(杢代)は、水戸との出会いをきっかけに学園に隠された秘密と向き合っていく。
浅香航大と杢代和人がダブル主演への喜びを語る
オファーを受けた際の心境を聞かれた浅香は、河原瑶監督と4月にも別作品で仕事をしていたことを明かし、「かなり近いスパンでご一緒させてもらうことになったので、大変うれしかったです」と回顧。「全然役柄は違いますけれども、新しい浅香の顔を見せられたらなという、挑戦という意味もありました」と振り返った。
一方、杢代は「まずはダブル主演を浅香さんとさせていただけるというところが、とてもうれしくて」と笑顔。「個人的にも、また男子高校生を演じられるという意味でもうれしかったですし、自分の中でも成長できる作品になるだろうなという思いはあったので、決まった時はうれしかったですね」と喜びを語った。
二面性を持つ水戸役の難しさと役作りへのこだわり
浅香が演じる水戸は二面性を持つ人物。本人は「どこまでが本心で、どこが演じていて、もしくは演じているんだけど本心なのか、みたいな微妙なバランス」が難しかったと説明する。
妻の死の真相を追い、復讐のために学校へ潜入する水戸だが、生徒らと接する中で心境にも変化が生じる。浅香は「その辺のバランスはいろいろ考えながら演じさせてもらいました」といい、撮影序盤には監督から「この先生は何を考えているんだろう?という見せ方をしたい」と伝えられたという。「じゃあ、どういう気持ちで演じたらいいのかというのを監督とディスカッションしながら、面白くなるように研究しながらやらせてもらいました」と明かし、会見中には二面性の水戸を披露して同席したキャスト陣と訪れたファンを驚かせた。
杢代にも役作りでこだわったポイントが。劇中で水戸に対して「先生」と呼びかける場面が多いことから、「その『先生』が毎回同じだと、見ていて臨場感も出ないし、遠山拓実としての役の変化が見えないなと思って」と説明。「『先生』というセリフをとても意識して、同じ『先生』という言い方がないように、いろんな『先生』という言い方をしたので、そこをぜひ注目してほしいなと思いますね」とアピールし、異なる『先生』のセリフを浅香と同じように披露して会場を沸かせた。
北乃きい、ひょうろく、観月ありさが役への思いを明かす
現代文教師・関華子を演じる北乃は、役作りについて「とにかくテンションの高い役だった」と説明。朝一から大きな声を出すシーンもあったため、「切り替えがあまり上手じゃなくて、不器用なので、朝からなるべく元気に現場に入るみたいなのをやっていました」と振り返った。
撮影期間中は「ずっと華子でした」と役に入り込んでいたそうで、「普段だったら観月さんに話しかけたくても話しかけられないんですよ」と告白。それでも今回は華子を演じていたことで、現場で観月に「ずっと大好きで」と思いを伝えられたといい、「違うような役だったら、この気持ちを伝えられないまま終わっている」と明かした。
萬海学院の校長・萬海茂一を演じるひょうろくは、観月演じる理事長・萬海真美子の息子役。「観月さんの息子を名乗れるのは、なかなか今後の人生でないなと。ラッキーと思って」と喜んだ。
一方の観月は、自身が演じる真美子を「悪役の中の悪役みたいな存在」と表現。「渡辺佑欣さんの脚本を読んだ時に、あまりにもそのセリフの面白さと、この役のその悪役の面白さみたいなものにワクワクして、『この役、すごく楽しんで演じられそうだな』と思いました」と振り返った。
また、観月にとって孫がいる役は今回が初めて。「ひょうろくさんに『ママ』って言われたり、高校生の孫がいるという設定の役でもありますので、『私、おばあちゃんの役をやるようになったんだ』と思ったりして、いろんな意味で楽しめる作品になったなと思います」と語った。
浅香航大が撮影現場を振り返り、作品のテーマに言及
最後に浅香は、撮影現場について「皆さん、それから設定なども癖が強くて、本当に皆さん振り切った熱量のあるお芝居をされていて、一緒にお芝居していてとても楽しかったですし、本当に刺激をたくさんもらった現場でした」と回顧。作品が描くテーマにも触れ、「扱うテーマはちょっと重かったりもしますけれども、ポップに楽しんでいただいていいかなと思います」とした上で、「心に闇や痛み、傷を抱えている人、喪失を持っている人も、そういうものに向き合って、人と接することによって前へ進んでいく。そういったテーマも入っているかなと思うので、そういうところも感じ取ってもらえたらいいかなと思います」と呼びかけた。