TBSの安住紳一郎アナウンサーが、30日に放送されたTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』(毎週日曜10:00~11:55)で、かつて関わりが深かった番組スタッフの夫の葬儀を回想。参列者たちが帰りに埼玉・秩父名物の味噌ポテトを食べた、忘れられない一日を振り返った。
「味噌ポテト」のラジオネームがきっかけ
この日のメッセージテーマは「椅子と私」。宮城県の男性リスナーから届いた投稿を紹介しようとしたところ、ラジオネームの「味噌ポテト」を目にした安住アナは、ある記憶がよみがえったと切り出した。
安住アナが思い出したのは、かつて「すごくお世話になった」という番組スタッフの女性。女性は結婚していたが、夫が秩父名物の味噌ポテトを買いに行く途中で体調を崩し、そのまま帰らぬ人になったという。
葬儀の帰りに居酒屋で味噌ポテトを注文
夫の葬儀は秩父市内で執り行われ、安住アナも参列した。女性は深い悲しみのなかにありながら、もともとの明るい人柄もあり、周囲に気丈に振る舞っていたそうだ。
葬儀を終えた安住アナは、亡くなった夫の友人と一緒に駅へ向かった。その道中、夫が亡くなった経緯を聞き、初めて「味噌ポテト」という秩父名物を知ったという。
すると、葬儀の帰りであるにもかかわらず、一行の関心は「味噌ポテトとは、どのような食べ物なのか」という方向へ。最終的に、みんなで味噌ポテトを食べに行くことになった。駅前の居酒屋へ入ると、喪服姿の参列者が来るたびに味噌ポテトを注文。店員も、喪服を着た客たちが同じ料理を次々に頼む光景を不思議そうに見ていたようだ。
「私の記憶にしっかり刻まれていますね」
故人が最後に買いに向かった味噌ポテトを、葬儀の日に参列者たちで味わうことになった安住アナ。「そこでね、味噌ポテトをみんなで食べたっていう思い出があって」と話し、その日の出来事が味とともに記憶へ残っていると振り返った。
中澤有美子アナも「そうでしたか」と静かに受け止めた。リスナーのラジオネームが、安住アナのなかに眠っていた、大切な人との別れの日の記憶を呼び起こした。
なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミアム会員のみ)。
【編集部MEMO】『安住紳一郎の日曜天国』は、安住紳一郎アナがパーソナリティを務めるTBSラジオの生ワイド番組。2005年4月にスタートし、現在は中澤有美子アナがアシスタントを担当している。リスナーから寄せられた日常の出来事を、安住アナと中澤アナが独自の視点で味わうメッセージコーナーも人気。9月6日のメッセージテーマは「最近、気づいたこと」。空想科学研究所主任研究員の柳田理科雄氏がゲスト出演する予定。



