フジテレビ系ドラマ『119エマージェンシーコール SEASON2』が、2027年4月期の月9枠(毎週月曜21:00~)で放送されることが決定した。前作で中村ゆりさんと共演した清野菜名、瀬戸康史、見上愛がコメントを寄せ、高千穂係長がいない新たな現場への思いを語っている。
清野菜名「今もまだ私自身気持ちの整理がついていない」
2025年1月期に放送された『119エマージェンシーコール』は、横浜市消防局の通信指令センターを舞台に、一本の電話で命をつなぐ指令管制員たちの姿を描いたドラマ。2026年新春のスペシャルドラマを経て、2027年4月期にSEASON2が放送されることが決定した。
前作では、中村ゆりさんが司令課3係の係長・高千穂一葉を演じ、清野演じる主人公・粕原雪ら指令管制員たちを支える存在として活躍していた。中村さんは今年9月1日、直腸がんのため44歳で死去。今回の続編決定にあたり、共演した清野、瀬戸康史、見上愛らがコメントを寄せた。
清野は「ドラマ『119エマージェンシーコール』が、再び連続ドラマとして帰ってくることになりました。私にとってかけがえのない大切な作品で、大好きな粕原雪という役を再び演じられることを心からうれしく思っています」と、続編実現への喜びを語った。その一方で、「この作品は中村ゆりさんとともに作り上げた、特別な作品でもあります」と、中村さんの存在に言及。「今もまだ私自身気持ちの整理がついていないのが正直なところですが、それでも大好きなゆりさんと過ごした時間や、ゆりさんがくれた愛情を胸に、もう一度チーム一丸となって、全力でこの作品に向き合いたいと思っています」と、率直な胸中と新たな撮影に臨む決意を明かした。
見上愛「寂しいという言葉だけでは表せません」
司令課3係の指令管制員・兼下睦夫を演じる瀬戸も、続編を望む声を直接聞いたことがあるといい、「それが現実になり、大変うれしく思います」とコメント。指令管制員という仕事について、「通報者と緊急車両を結ぶ“ただの繋ぎ”ではなく、電話の向こうにいる人の声や音など、限られた情報から状況を想像し、知識を活かして“命を繋ぐ”大切な仕事です」と語った上で、「SEASON2でも、その仕事の尊さや、命と向き合う人々の姿を丁寧に届けていきたいです。そして、共にこの作品を作り上げた中村ゆりさんへの感謝を胸に、撮影に臨みたいと思います」と思いを伝えた。
また、新島紗良役の見上は、救急隊での経験を経て司令課3係へ戻ってくる役柄について語った後、中村さんへの思いを明かした。「個人的なことになりますが、そこにゆりさん演じる高千穂係長が居ないこと、それはやっぱり寂しいという言葉だけでは表せません」と心境を吐露。それでも、「ゆりさんから現場で受け取ったたくさんの愛を抱きしめて、撮影に挑みたいと思います」と、共演した日々を胸に作品へ向き合う決意を語った。
高千穂一葉は消防庁へ出向 作品の中で存在は続く
SEASON2では、中村さんが演じていた高千穂一葉は、総務省消防庁へ出向したという設定になる。司令課3係とは異なる舞台へ羽ばたいていく高千穂について、制作側は「これからも雪たち司令課3係の大切な仲間であり、作品の中で共に歩み続けていきます」と説明。石原未菜プロデューサーも、中村さんが演じた高千穂への思いをコメントに込めた。「高千穂一葉を本当にすてきなお芝居で体現してくださった中村ゆりさん。SEASON2でも、私たちの大好きな高千穂さんの存在を感じながら物語を紡いでいきたいと思います」
清野をはじめ、瀬戸、見上、一ノ瀬颯、前原滉、佐藤浩市らが再集結するSEASON2。中村さんと共に作り上げた時間や思いを胸に、新たな物語が紡がれていく。
【編集部MEMO】中村ゆりさん1982年3月15日生まれ、大阪府出身。歌手活動を経て2003年に俳優として活動を開始。2007年公開の映画『パッチギ! LOVE&PEACE』でヒロインを演じ、注目を集める。その後も映画、ドラマ、舞台など幅広く活躍し、近年は映画『市子』、ドラマ『119エマージェンシーコール』などに出演。2026年9月1日、直腸がんのため44歳で死去した。