声優と吉本新喜劇のコラボレーション『川畑泰史・小野坂昌也presentsボイコメ!〜声優と新喜劇の朗読ライブ〜2026 夏』が8月29日、30日に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演された。公演をけん引する吉本新喜劇の川畑泰史と、声優の小野坂昌也がオリコンニュースの取材に応じ、今後の展望を語った。
リニューアル後の手応え
2024年にスタートした『ボイコメ!』シリーズは、昨年末に初回から主演と脚本を手掛けてきた川畑と、『BLEACH』の平子真子役や『テニスの王子様』の桃城武役で知られる小野坂がタッグを組む新体制へリニューアルした。今作では新喜劇から川畑のほか、島田珠世、今別府直之が参加。声優として小野坂、置鮎龍太郎、山根綺、矢野奨吾、守屋亨香が参加した。
川畑は「小野坂さんと一緒にやらせてもらう形になってから、『出ます』って言うてくれる声優さんが多くなったっていう話を聞いてます」とリニューアル後の手応えを実感。「これまでは吉本新喜劇に声優さんが出るみたいな感じやったんやけど、小野坂さんもメインに立ってくださったおかげで、声優さんと一緒にやってる感じが出て、声優さんもやりやすく感じてはるんちゃうかな」と小野坂に感謝した。
台本を離れた先の新喜劇
若い頃に新喜劇人を目指そうとしたこともある小野坂は「うれしい限り」と喜びつつ、「でもまだちょっと、新喜劇の座員さんが朗読劇をやってくださってる感じで、そこに踏み込めてない感じがします」と現状を語った。「やっぱり新喜劇の方たちは台本を離したいんだなって思います。台本を持ってやるのが邪魔くさいんだろうなと(笑)」「台本を離す時間が長くなればなるほど、楽しくなってくるんだろうなと思って…」と、現在の朗読劇からさらに進化した『ボイコメ!』への意欲を見せた。
台本なしでは必要な練習量も大きく変わる。川畑は「そこなんです。年に1回くらい朗読劇じゃないのもやってみたいというのもあるんですけど、いかんせん大阪と東京で離れていて稽古をみっちりやろうと思うと難しかったり…」ともどかしい思いを吐露。「僕、東京にも部屋借りたんです」と、この『ボイコメ!』のために東京でも練習できるよう部屋を確保したことを打ち明けた。その上で「年に1回ぐらいできなくても、2回に1回とか、大きい時に(朗読劇ではない劇)をやってみたりとかもおもしろいと思います」と新しい挑戦への意気込みを語った。
出演してほしい人
それぞれの世界で『ボイコメ!』に出演してほしい人を尋ねると、小野坂は「江口(拓也)くんにはずっと声をかけてるんですけど…」と明かした。「江口くんは僕に憧れて声優になったと言ってくれてるんで、言ったらなんでもやりますから!」と豪語するも、「江口くんは『ぜひ!』って言うんですけど…」と、多忙でなかなかタイミングが合わないことに肩を落としていた。
川畑は「ちょっと西川家に出ていただきたい」と話す。「西川家?」と首をかしげる小野坂だったが、「忠志に出ていただいて、次にきよし師匠にも…」と川畑が続けると「え!?西川家ってその西川家!?」と驚がく。「ほんまむちゃくちゃしてくれはりそうなんで、そこと小野坂さんの絡みを見てみたいなって」と言う川畑の提案に「こわ〜」とこぼした。
公演内容と冬公演の発表
29日の初回公演は、森ノ宮商事という会社を舞台に、社員の川畑泰史、山根綺、係長の置鮎龍太郎、部長の島田珠世のもとに、小野坂昌也演じるAIロボット「ヤング」が導入されるところから始まる。融通の利かないヤングに振り回される社員たちのドタバタ劇が展開され、途中、小野坂が島田相手に台本を投げ出してボケ倒しツッコミ倒し爆笑をさらっていた。台本という小道具の妙味もありつつ、台本のない声優と座員がぶつかり合う新喜劇への期待を抱かせた。
なお、2026年12月5日、6日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで『川畑泰史・小野坂昌也presentsボイコメ!〜声優と新喜劇の朗読ライブ〜2026 冬』が開催されることが決定した。川畑、小野坂のほか、5日には声優の代永翼、浦尾岳大が、6日には仲村宗悟、駒田航が出演することが発表されている。