テレビ東京は8日、公式サイトを更新し、2日に行われた定例会見の内容を公開した。同局で6月に放送が始まったバラエティ番組『※女性は見ないでください』について、吉次弘志社長は「見ていただいた方がどう感じるかが全てであると思っています」とコメント。SNS上で寄せられた様々な意見については「真摯に受け止めているということ以外にありません」と述べた。
番組内容を巡りSNSで議論
この番組は、放送前の公式サイトの番組情報に内容の詳細がほとんど記載されていなかったことで、SNS上で話題となっていた。事前の情報では、お笑いコンビ・霜降り明星のせいやが出演することと、「バラエティ・音楽」「トーク番組」のタグが付いていること以外は明らかにされていなかった。
会見では、6月8日と15日に放送された同番組について、出演者の発言などに対し、一部で女性蔑視や女性差別ではないか、男女の分断をあおるのではないかという意見が出ていることが質問として取り上げられた。
社長「私個人の感想は適切でない」
これに対し、吉次社長は「私個人の感想を述べるのは適切でないと考えており、視聴者の皆様がどうご覧になったかが全てであると思います。様々な意見が出ていることは承知していますので、真摯に受け止めて今後の番組作りに生かしてまいります」と回答。和田佳恵コンテンツ戦略局長も「放送後にSNSを含め、様々なご意見があることは承知しています。ご意見は真摯に受け止め、今後の番組制作に生かしていきたいと思います」と述べた。
また、番組がモキュメンタリーやフェイクドキュメンタリーではないかという見方や、台本の有無についての質問も出た。和田氏は「番組は男性と女性が出演するトークバラエティという形で制作しました。当初から2本の放送予定でしたので、当初の予定通り2本を放送しました」と説明。SNSの反応を受けて終了したわけではなく、予定通りの放送だったことを強調した。
制作現場の人権意識について
制作現場の人権意識に問題はなかったかとの質問には、吉次社長が「人権問題については弊社として『人権デューデリジェンス』や『人権方針』を定めて公表しています。これは番組スタッフだけでなく、番組に関わっていない社員も含めて全社的に取り組んでいるので、人権意識は十分に高まってきていると思います。会社全体として常に人権を強く意識して業務を行っています」と回答した。
出演者へのフォローについては、和田氏が「出演者の方とスタッフはきちんとコミュニケーションをとっています。様々なご意見があることを踏まえて番組を制作していきます」と述べた。
番組の狙いと今後の対応
番組の狙いについて改めて問われると、和田氏は「番組の中でご提示した通りです。特に何かの方向に寄せようとして作ってるわけではございません」と回答。吉次社長は「番組の制作意図や制作工程については、基本的に明らかにしていません。見ていただいた方がどう感じるかが全てであると思っています。SNS上での様々な意見について、我々としては真摯に受け止めているということ以外にありません。出演者の方とも話をして、今後の制作プロセスに生かしていきたいと思います」と語った。



