Ms.OOJA、香西かおり「無言坂」カバー 演歌は「めちゃめちゃかっこいい音楽」デビュー15年で魅力に目覚め
Ms.OOJA、香西かおり「無言坂」カバー 演歌は「めちゃめちゃかっこいい音楽」

今年4月、Ms.OOJAは「無言坂」などを収録したカバーアルバム「Ms.ENKA~OOJAの演歌~」を発表した。クラブ音楽シーンで活躍し、2011年にデビューした彼女は、音楽番組で演歌歌手と共演し、じかに歌声を聴いて「日本語を歌う美しさの究極じゃないかと思った」という。そこから演歌にも取り組むようになり、「めちゃめちゃかっこいい音楽がここにあった」とデビュー15年にしてその面白さを知った。香西も「演歌には、パワーがある」と語る。

ポップスとは違う「無言坂」の難しさ

「無言坂」は1993年リリースの香西の代表曲の一つ。今年6月に出たベストアルバム「THE 香西かおり」にも収められ、作曲は玉置浩二が手がけた。すれ違う恋模様が切なく表現される楽曲で、可憐な香西の声にひかれたMs.OOJAだったが、歌ってみると「本当に難しかった」。特に、「帰りたい 帰れない」と歌うサビに苦戦したという。そこは香西が工夫した部分で、「帰りたい」と「帰れない」の間に絶妙な“ため”を作って歌っている。

「その“ため”が、私はうまくできなかった」とMs.OOJAが言うと、香西は「演歌って、歌っていないところをどう聴かせるか、だと思う。意外と自由にできるところがある」と話す。Ms.OOJAは「刻まれるリズムに言葉を入れていくポップスと違い、演歌はグルーブ(ノリやリズムのうねり)がある。その人のグルーブによって聞こえ方も変わる。これが演歌の奥深さなんだな」としみじみ語った。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

演歌の自由さに気づいた香西

幼少の頃から民謡を歌っていた香西は、演歌に誘われ「オリジナリティーのある歌もいいかも」と始めた。ただ、リズムの取り方などの違いに戸惑い、物語性の強い世界観に気恥ずかしさも抱いた。だが、「詞の世界の時代設定も自由にできると気付いた。演じて歌う演歌というものが、だんだん面白くなった」と振り返る。

歌い継ぐ使命とライブ

「まだまだ名曲がある。歌い継ぐことを勝手に使命だと思い、歌い尽くしたい」とMs.OOJA。香西は「彼女のように面白がってくれる若い世代が増えたら、提供できるものも変わっていく。私なりの演歌というものを構築していけるよう、歌っていきたい」と話す。

Ms.OOJAは10月18日に大阪城ホールでライブを開催する。撮影では、香西が「歌手は意外と肉体労働。ピラティスで体幹から鍛えている」と話し、Ms.OOJAも「アスリートのようなところがありますよね。私も最近、ピラティス始めました」と応じて、2人は盛り上がった。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ