M!LKが9月16日、Mini Album『LOVE ENG!NE』をリリースした。「イイじゃん」の大ヒットで『第76回NHK紅白歌合戦』初出場、『第67回日本レコード大賞』優秀作品賞受賞と飛躍した5人の現在地を映し出す一枚だ。
「イイじゃん」が開いた新たな入口
M!LKのブレイクは一過性のバズに終わらなかった。10年以上にわたりライブや楽曲発表を重ね、ファンとの関係を築いてきたことに加え、メンバーそれぞれが俳優やタレントとして活動し知名度を広げてきた。その結果、「イイじゃん」をきっかけに新たに関心を持ったファンが、蓄積されたコンテンツへ自然と引き込まれていく連鎖が生まれた。
「イイじゃん」は単なる「バズった曲」ではなく、「グループへの入口の曲」となった。楽曲からグループ全体への興味が広がり、過去の楽曲やライブ映像、個人活動など豊富なコンテンツがM!LKという「沼」への入り口を提供している。
個人とグループの好循環
「イイじゃん」以前は、佐野勇斗や山中柔太朗などメンバー個人の活動をきっかけにM!LKを知るケースが多かった。一方、以降はM!LKを知ったことでメンバー個人に興味を持つ流れも強まり、「個人からM!LKへ」と「M!LKから個人へ」の循環が生まれている。
それぞれの個性があるからこそ、5人が集まったときの関係性や掛け合いに独特の魅力が生まれる。個々の活動がグループの存在感を高め、グループのブレイクが個人の可能性を広げる好循環の中にいる。
『LOVE ENG!NE』に込められた多様な愛
タイトルには、シングル『好きすぎて滅!/爆裂愛してる』で描かれた「多様な愛」を発展させ、「愛が人を前へと突き動かすエンジン(原動力)」というコンセプトが掲げられている。
リード曲「時空超えてユニバース」は、「好きすぎて滅!」「爆裂愛してる」に続く「愛」をテーマにした3部作の完結編。昭和歌謡路線を引き継ぎ、「好きすぎて滅!」で生まれた大きな感情が「爆裂愛してる」で爆発し、同曲で時間や空間を超えてスケールを拡大する。
「You!Joy!Parade!」は5ヶ月連続リリース企画「モー烈モー進!リリースプロジェクト2026」第4弾の配信限定シングル。ラテン調のポジティブソングで、聴き手を巻き込む祝祭性がある。「Don't let me down!」はアルバムのための新曲で、力強いロックサウンドに「前人未到のこの先へ」と未来を宣言する。
「アイドルパワー」は同プロジェクト第1弾の正統派アイドルソング。「日本を元気にするよアイドル」と歌う一方、「君に元気もらうよアイドル」とファンから受け取る力も歌う双方向の関係性が今のM!LKと重なる。「僕のすべては君のもの」はアルバムのための新曲で、「僕のすべて」を差し出す献身的な愛を歌うアンニュイなラブソング。宇宙に広がった愛が最後に「君」というひとりに回帰する。
各メンバーのソロ盤には、ユニット曲やソロ曲がボーナストラックとして収録される。佐野盤と吉田盤の「罪と罰と雨とキス」は濃密な感情の世界へ踏み込む一曲。曽野盤と山中盤の「真・運命」は白王子・山中と黒王子・曽野がトンチキの世界を王子風に表現。塩﨑盤の「しおざきわんだーらんど」は塩﨑太智の存在を前面に押し出した遊び心あふれる曲だ。
愛をエンジンに走り出すM!LK
『LOVE ENG!NE』が示しているのは、ブレイクを振り返ることではない。大きな出会いを経験した今だからこそ、自分たちを前へ進ませるものは何なのかを音楽で提示しようとしている。
仲間がいること、音楽を続けられること、ステージの先にファンがいること、誰かを愛し誰かに愛されること。その一つひとつがM!LKにとっての「LOVE」であり、新しい未来へ進むための「ENG!NE」になっている。
「イイじゃん」が世の中へ押し出す「入口」だったとすれば、『LOVE ENG!NE』はその先へ走り出すための「エンジン」となる。5人それぞれが持ち味を磨き、M!LKとして新しい音楽を生み出していく。愛をエンジンに変え、5人は次のステージへ走り出す。