ジャズベーシストで作曲家の鈴木良雄さんが、9月23日に病気のため死去した。80歳だった。公式サイトで発表された。
公式サイトによると、鈴木さんは8月に上腕部を骨折して入院。その際の検査で悪性腫瘍が発見され、治療を続けていたが、9月23日に家族に見守られる中、亡くなったという。
葬儀は近親者のみで執り行われ、追悼ライブを開催予定
葬儀、告別式は遺族の意向により、近親者のみですでに執り行われた。後日、お別れの会として追悼ライブを開催する予定で、詳細は改めて発表される。
渡辺貞夫やアート・ブレイキーらと共演
鈴木さんは「チンさん」の愛称で親しまれ、1969年から1973年に渡辺貞夫、菊池雅章のグループで活躍。1973年に渡米し、1974年にはスタン・ゲッツ・グループ、1974年から1976年にはアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとして活動した。
ニューヨーク在住中には、多くのミュージシャンとの演奏活動に加え、クラシックの作曲法を学び、日本人としての感性をもとに独自の音楽世界を築いた。1985年の帰国後は、自身のグループMATSURI、EAST BOUNCE、BASS TALK、THE BLENDなどで活動し、自ら作曲した数々のオリジナル曲を発表してきた。
THE BLENDの年内公演は4人で出演予定
11月21日に出演を予定していた『EFG London Jazz Festival 2026』を含むTHE BLENDの年内公演は、鈴木さんを除く峰厚介、中村恵介、ハクエイ・キム、本田珠也の4人で出演する予定。骨折の治療中だった鈴木さんは、生前、メンバーに「リーダー抜きでもThe Blendの音楽と心を奏でることができる素晴らしいミュージシャン達だ、4人でよろしくお願いします!」とのメッセージを託していた。