H//PE Princessがデビューアルバム『17.7』に込めた決意と7人の素顔
H//PE Princessデビューアルバム『17.7』に込めた決意と素顔

「世界を熱狂させるNo.1ヒップホップアーティストグループになる」という熱い決意を胸に、H//PE Princess(ハイププリンセス)が5月27日に待望のデビューを果たした。彼女たちは、韓国Mnetと日本のU-NEXTが共同で制作したサバイバルオーディション番組『Unpretty Rapstar: HIP POP Princess』を通じて選ばれた7人組グループだ。

番組は2025年10月から3か月間にわたって放送され、メインプロデューサーにはi-dleのソヨン、Dynamic DuoのGaeko、ダンサーのRIEHATA、三代目J SOUL BROTHERSの岩田剛典という豪華な顔ぶれが名を連ねた。韓国と日本から各20名ずつ、計40名の参加者がデビューを懸けて競い合い、最終的に日本人3名、韓国人3名、日韓ハーフ1名の計7名が選ばれた。メンバーはココ、YSY、ユジュ、ドイ、リノ、ニコ、スジンである。

デビューの喜びと新たな決意

デビューを果たした今の気持ちを、メンバーたちはこう語る。

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ニコは「長い間夢見てきたデビューのチャンスを掴めて嬉しいですが、ここからがスタートだと思っています。もう一度自分に喝を入れ、初心を忘れずに頑張りたいです」と決意を新たにした。

ユジュも「本当に夢みたいですが、ニコの言う通りこれからが始まりです。もっと頑張っていいアーティストになりたいです」と続けた。

音楽との出会いとアーティストへの道

それぞれが音楽に触れたきっかけや、アーティストを志した背景を紹介する。

ニコは「父がレコード店を営むほど音楽好きで、車や家では常に音楽が流れていました。幼い頃からミュージカルが好きで英語の曲に興味を持ち、両親が聴いていたヒップホップやR&Bも聴くようになりました。BIGBANGに影響を受け、見る人にすぐ『NIKOだ』と分かってもらえる唯一無二の存在になりたいです」と語る。

スジンは「元々ボーカルとダンスをやっていましたが、ラップは全くの未経験でした。番組があると聞き、ラップもできればオールラウンダーになれると思い挑戦しました。諦めないことが自分の強みで、これからもラップを磨いてオールラウンダーを目指します」と意気込む。

リノは「子どもの頃から何かになりきることが大好きで、兄と姉の影響でダンスを始めました。中学1〜2年でアーティストを目指し、オーディションを受け続けて番組で合格しました。強みは笑顔で、パワフルなダンスも魅力です」と話す。リノの兄はK-POPグループEVNNEのリーダー・ケイタで、ファイナルを見に来られなかったが結果を気にしていたという。

ドイは「幼い頃から歌とダンスが大好きで、本格的に取り組むうちに楽しさが増し、アーティストを志しました。ラップも番組を機に始めましたが、今では大好きです。何事にも全力で突き進むところが私の魅力です」と語る。

ココは「クラシックバレエやチアダンスを習い、BLACKPINKやTWICEに憧れてK-POPアイドルを目指しました。練習生としてダンスや歌、ラップを積むうちにヒップホップに魅了されました。自分の気持ちに素直で、限界を決めずに信じる道を進むことが強みです」と述べる。

ユジュは「長い間K-POPアイドルを目指して練習生をしてきました。ラップも練習生時代に始め、最初は声の出し方も分からず苦戦しましたが、さまざまなアーティストのステージを研究しました。番組で歌詞を書いたりラップを作ったりする中で、ラップが一番楽しいと気づきました。本を読んだり文章を書いたりするのが好きなので、経験や感情を歌詞や曲で表現したいです」と語る。

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YSYは「両親の影響で音楽が大好きで、幼い頃からピアノを習っていました。リアーナに影響を受け、パフォーマンスをする側になりたいと思い、音楽制作にも興味を持ちました。今後はピアノの経験を活かし、感情をありのままに表現できるアーティストになりたいです」と話す。

プロデューサー陣の言葉がくれた力

番組のプロデューサー陣から受けた印象的な言葉について、メンバーはこう振り返る。

YSYは「初回放送でソヨンさんから『この子は狂ってる、今の時代にこんな子がいるんだ!』と言われ、自分の表現が伝わって褒められた気がして嬉しかったです」と笑顔を見せる。

ニコは「Gaekoさんに『NIKOはNIKOらしい。NIKOがNIKOの役割を果たしている』と言われました。練習生期間が長く自分らしさを見失いかけていたので、『ありのままでいいんだ』と気づかせてもらい安心しました」と感謝を述べる。

リノは「RIEHATAさんに『自信が持てない』と相談した際、『アーティストを目指して勝つためには自信を持って。まだデビューが決まっていなくても、今この瞬間、自分を一人のアーティストだと思ってパフォーマンスに取り組みなさい』と言われ、心に刺さりました。少しずつ自信を持てるようになりました」と語る。

ユジュは「岩田剛典さんが『ステージに立つ時は、自分がスターだと思って歌うことが大事』とおっしゃっていたのが印象的です。番組で一緒にステージに立った時、その意味が分かりました。まさかプロデューサーと共演できるとは思っていなかったので、夢のような時間でした」と振り返る。

デビューアルバム『17.7』に込めたメッセージ

デビューアルバム『17.7』のタイトルについて、ココは「デビューが決まった時の私たちの平均年齢です。17.7歳だからこそ伝えられる音楽や素直な気持ちを込めました。私たちの第一歩となるアルバムです」と説明する。

先行配信曲「Stolen」はGaekoのプロデュース曲。ユジュは「Gaekoさんは『自信を持つことが一番重要』とおっしゃり、日本人メンバーには韓国語の発音練習も一緒にしてくださり、お父さんのようでした」と語る。ニコは「最初に聴いた瞬間、みんなリズムに乗って踊り出し、『これだ!』と盛り上がりました」と笑う。YSYは「番組では強烈でパワフルなパフォーマンスを追求してきましたが、実は肩の力を抜いて柔らかく歌うスタイルが好きです。この曲で自分のカラーを出せるパートを任せてもらい嬉しいです」と喜ぶ。

タイトル曲「One day」は、ONE OK ROCKのTakaが作詞・作曲・プロデュースを手掛けた。ニコは「まさかTakaさんが参加してくださるとは思っていませんでした。初めて聴いた時は番組で披露してこなかった曲調で驚きましたが、新しい姿を見せられることにワクワクしました。希望に満ちたメッセージが詰まっており、私たちも作詞に参加したので感情を込めて歌えました。歌詞に注目してほしいです」と語る。

作詞のプロセスについて、ドイは「まずTakaさんが書いてくださった歌詞があり、7人でテーマを決めてから数人に分かれて話し合いました」と説明。YSYは「単に歌詞を書くのではなく、自分たちの経験や苦労、心境をありのまま語り合って組み立てれば、Takaさんや聴く人の心に届くと考えました」と述べる。ココは「日韓合同グループなので、日本語、韓国語、英語を混ぜて作詞したのもポイントです」と強調する。スジンは「Takaさんの歌詞に私たちの想いをどう伝えるか考えました。より良い歌詞を書けるよう努力を続けたいです」と意気込む。

パフォーマンスについては、スジンが「サビには決まった振りがありますが、全体的に余裕を持って見せられる構成です。自分たちで考えて作り上げるパートもあるので、みんなで楽しみながら披露したいです」と語る。

番組内で制作された楽曲もH//PE Princessバージョンで収録されており、4月18日の『楽天アワード』で既に披露された。ニコは「『DAISY』は番組でもパフォーマンスしましたが、新しくバースを書いたメンバーもいて、H//PE Princessの『DAISY』になった気がして新鮮で楽しかったです」と振り返る。スジンは「番組の時は生き残るためのパフォーマンスでしたが、今は7人でアイコンタクトを取りながら心から楽しんでステージに立てていることに感動しています」と語る。ドイも「燃え上がるような熱い気持ちでパフォーマンスに取り組めました」と同意する。

ここからが本番、未来への目標

ファイナルでメンバーが決まった後、ココは「7人が決まった瞬間は鮮明に覚えているのに、その後はバタバタしていて記憶があまりありません。でもみんなで『お疲れさま』『おめでとう』と言い合い、『これから一緒に頑張ろう』と誓いました」と当時を振り返る。

番組内ではライバルだったが、今では仲良くなったという。ニコは「当時は火花を散らしながらもお互いをリスペクトしていました。今はその気持ちを大切にしながら一つのチームとして頑張っています」と語る。

絆を深めるために、YSYは「日韓の文化や生活習慣の違いをお互いに尊重し、教え合っています。異文化を共有することが大切だと思います」と述べる。ドイは「食事に関して、韓国では器を置いたままスプーンで食べますが、日本ではお茶碗を持って箸で食べるスタイルが最初はうまくできませんでした。今は上手に食べられますが、そういう小さな体験を理解するのが大事だと感じています」と笑う。

韓国メンバーの日本での活動について、ドイは「めっちゃ楽しいです! 日本が大好きで、友達もできました。いろいろな経験や話ができて本当に嬉しいです」と喜びを語る。最近の楽しい出来事としては「2時間ほど空き時間があったので、メンバー全員でホテルの周りを散歩しました。その時間がとても幸せでした」と明かす。

共同生活については、ニコが「最初は大変かと思いましたが、実際に住んでみると毎日がパーティーのようで本当に楽しいです」と語る。メンバーの意外な一面として、ドイは「ユジュはイメージと違ってサバサバした性格でしたが、それが魅力です」と笑う。ニコは「ココはクールに見えて実はすごく笑うし、愛嬌たっぷりで甘えてくることに驚きました」と明かす。スジンは「ココオンニ(お姉さん)は早起きで、自分の時間を大切にしています。見習わなければいけません」と話す。ココは「一人の時間が絶対に必要で、早起きして本を読んだり動画を見たりゲームをしたりして自分の時間を確保しています」と説明する。

最後に、グループとしての目標をYSYが「全員がプロデュースに携われるグループを目指しています。目標はアルバムの全曲を自分たちでプロデュースすることです。そのために常に情熱を持って音楽を学び、いろいろな曲を聴いています。今回のアルバムでも作詞やパフォーマンスに参加しましたが、今後はその機会をさらに広げていきたいです」と力強く語った。