パンクロックバンドのHi-STANDARDと俳優の妻夫木聡が共演するIndeedの新テレビCM「STAY GOLD」篇が20日から全国(一部地域を除く)で順次放送開始となった。Hi-STANDARDにとって、今回が初のCM出演となる。
初のCM出演が実現した背景
1991年に結成されたHi-STANDARDは、英語詞による楽曲と圧倒的なライブパフォーマンスで支持を集め、日本のインディーズ・パンクシーンをけん引してきた。テレビをはじめとするメディアへの出演は極めて限定的で、これまで企業広告にも出演してこなかった。
今回の出演は、Indeedが掲げるブランドコンセプト「いい未来は探せる」にメンバーが共感したことから実現。難波章浩(Ba、Vo)は2022年にも、地元・新潟のラーメンの味と文化を継承する「なみ福プロジェクト」に挑戦する姿を約1年間にわたって追ったIndeedのドキュメンタリーに出演しており、今回のCMはIndeedとの新たな取り組みとなる。
妻夫木聡が語るHi-STANDARDへの思い
新CMは、音楽スタジオを訪れた妻夫木の前で、Hi-STANDARDが代表曲「STAY GOLD」を演奏するという内容。高校時代にHi-STANDARDのコピーバンドでベースを担当していた妻夫木は、憧れのバンドとの初共演に「神様のような存在」「30年前は一人の観客だったんですから」と感激。「世の中なにがあるか分からない」と喜びを語る姿が収められている。
撮影は9月中旬、都内の音楽スタジオで実施。準備を終えた難波が「よっしゃー!全力で行くよ!」と声を上げると、横山健(Gt、Vo)が「いつもより気合が入っているね」と反応。難波が「なんつったってデビュー(CM)だもん」と返し、ZAX(Dr)とともに笑い合う場面もあったという。
一方、妻夫木は憧れのバンドとの初対面に「人生で初めて味わう種類の緊張感です」と興奮を隠せない様子。今回のCM撮影では、妻夫木がHi-STANDARDのメンバーにインタビューも実施し、高校時代の思い出やバンドへの熱い思いを伝えた。そして、難波からベースを手渡され、即席の演奏指導を受けた妻夫木が、メンバーとともにベースを弾き、歌声も披露。貴重なツインベース&ボーカルでのセッションが実現した。
妻夫木聡のインタビュー
新CMの放送開始にあわせ、ロングバージョン「Documentary of Hi-STANDARD Episode 1 "Always In My Heart..."」も特設サイトで公開。今後も新たなCMの放送を予定しているほか、今回の共演が実現した背景や撮影の舞台裏なども順次公開される。
妻夫木はインタビューで、共演が決まった時の感想について「本当に、ちょっと信じられない、という感じですが、30年前の自分に『こういういい未来が待っているぞ!』と言いたい気分です。でも、いまだに信じられないというか。本当に(Hi-STANDARDは)存在しているのかな、と思ってしまうぐらい、まだ信じられていません」と語っている。
また、Hi-STANDARDとの出会いについては「バンドをやっていた兄の影響で、中学生の頃からNirvana(ニルヴァーナ)とかMegadeth(メガデス)とか、いろいろなジャンルの音楽を聴いていたんですけど、ある日、兄がHi-STANDARDのCDを買ってきたんですよ。その曲を聴いたとき『なんだこれは…!』と衝撃を受けまして。『え、これは日本人なの?』『めちゃくちゃかっこいいよね』というのが初めての出会いでした」と振り返った。
「もしHi-STANDARDがいなかったら、生まれていないバンドも山ほどあったでしょうし、僕らもバンドに熱狂することもなく、こうして今いろいろなことに希望というものを抱きながら生きている、ということもなかったような気がするんですよ。だから、いろいろな意味でHi-STANDARDさんには感謝しています」と語っている。